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データの「百年保存」も可能に 富士通が新システム【asahi.com記事】
http://www.asahi.com/business/update/0102/003.html
富士通研究所は、コンピューターの記録用装置を継ぎ足し、データを無限に蓄積できるシステムを開発した。従来の記録システムは、初めに決めた容量を超えると、古いデータを消すか、システム全体を更新しなければならないが、この方法ならば古いデータをそのまま保存できる。100年単位のデータ保存が可能になる、という。
開発したのは、データを記録するHD(ハードディスク)を内蔵した装置を何台も接続して使うシステム。コンピューターが自ら情報を複数台に分散して二重、三重に保存し、一部に故障が起きても従来通りの機能に自己修復するのでデータを失うことはない。今月から実用化に向けた本格試験を始める。
これまでデータの保存にはHDや磁気テープなど様々な記録媒体を用いたシステムが使われてきた。HDに保存したデータは時間がたっても劣化しないが、容量を増やすにはいちいちシステムの変更が必要で、最初に想定した以上の容量を保存するのが難しかった。
開発したシステムは、増設した装置も、初めから組み込まれていたように運用でき、記録用装置の継ぎ足しや交換が可能になった。現在想定されている次世代技術にも対応できるため、将来にわたりデータの出し入れが続けられる、という。
情報システムは、技術の進歩が著しい。また映像など記録するデータの容量は年々大きくなっている。これまでは新たなシステムに更新したり、容量がいっぱいになったときは古いデータを処理したりする必要があった。
ネットワークにつなぐこともできるため、企業のデータを保管する「データセンター」にも利用できる。富士通研究所では、個人データを預かるビジネスに使われれば、先祖の映像データを子孫が見ることも簡単にできるようになる、と話している。 (01/02 22:13)