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2003年12月19日 12:56 PM 更新
NASAのWebサイトに「戦争反対」のハッキング【ZD_Net記事】
http://www.zdnet.co.jp/news/0312/19/ne00_nasa.html
「DRWXR」と名乗るブラジルのグループがNASAのWebサイトを改ざん、対イラク戦争に抗議するメッセージを残した。
12月18日朝、米航空宇宙局(NASA)の13のWebサイトが、対イラク戦争に反対するブラジルのグループから攻撃を受けた。ハッキングの監視に当たる2つの組織が明らかにした。
ちょうどジョージ・ブッシュ大統領と3万4000人の観客がライト兄弟による初の動力飛行100周年を祝ったのと同じ日、「DRWXR」と名乗るブラジルのグループがNASAのWebサイトを改ざんしたことをロンドンのデジタルリスク管理企業mi2gと、ハッキング監視団体Zone-Hが報告した。
この日はZone-HのWebサイト自体がダウンしていた。Zone-Hのメンバーに連絡が取れなかったため、このトラブルと、同団体がNASAのハッキングを報告したことに関係があるのかどうかは確認できなかった。
mi2gの広報担当は、同社は攻撃を受けなかったとしている。
攻撃を受けたサーバの一部は、NASAのコンピューティング、情報および通信技術プログラム(CICT)、アドバンストスーパーコンピューティング部門、インフォメーションパワーグリッド(IPG)、NASA研究教育ネットワーク(NREN)のもの。
NASAのメインのサイト(www.nasa.gov)は被害を受けていないようで、18日の時点でもアクセス可能だった。
改ざんされたサイトに残されたメッセージは、米国主導の対イラク戦争に抗議する内容だった。犯人はビデオクリップも残しており、これは米兵がイラク人を殺害している様子を映したものだと伝えられている。
「ここ6カ月、(米政府機関が使う).govドメインのサイトには深刻なセキュリティ侵害がいくつも起きている。今回の件もその1つだ」とmi2gの広報担当は語る。「対イラク戦争を受けて、連邦政府や州政府はオンラインコンピュータシステムを守るために多大な努力を払っており、コンピューティングインフラへの目に見える定期的な侵害は頻度が減っている」
NASAは、10カ月前にハッキング団体「Trippin Smurfs」が同局のジェット推進研究所のサーバ9台をダウンさせて以来、Webサイトのセキュリティを大幅改善したと伝えられている。このときの攻撃では、米国の中東への介入に抗議するメッセージが残されていた。Trippin Smurfsがジェット推進研究所のサーバへの攻撃に成功したのはそれが3度目だった。
原文へのリンク
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増え続けるイラク戦争関連のサイト改ざん
[インターネットコム]
2003年3月22日 01:02 PM 更新
増え続けるイラク戦争関連のサイト改ざん
http://www.zdnet.co.jp/news/0303/22/nebt_17.html
フィンランドのウイルス対策ソフトメーカーF-Secureは3月21日、イラク戦争をめぐってネット上で起きているサイト改ざんの実例について報告した。
同社によると、Webサイトの改ざんは米国がバグダッドへの武力攻撃を開始する48時間前から起き始め、まず200以上のサイトの改ざんが確認された。3月21日も改ざんを受けるサイトの数は増え続けている。報告システムでロードに問題が生じているためハッキングされたサイトの数は推定でしかないとしつつも、同社は欧州東部時間の21日午前零時から午後3時までに1000サイト以上が改ざんされたのは明白で、実数はさらに多いかもしれず、その後も増えている、と報告している。
同社はwww.f-secure.com/virus-info/iraq.shtmlのページの下の方で、米国海軍のサイトも含めて、改ざんされたサイトの例を画像で公表している。
改ざん後のサイトの大半には戦争反対のメッセージが記されているが、一部には反米もしくは反イラクのスローガンへとサイト訪問者を導くものもある。
同社はまた、今回の戦争をめぐって公衆データネットワーク上で発生するハッキング攻撃については、米軍やイラク軍による軍事行動の一環ではなく、メッセージを伝えようとする個人ハッカーによるものだと指摘。こうしたハッカーは、(1) 米国在住の愛国心に燃えたハッカー(イラク大使館のメールシステムなどにDDoS攻撃を仕掛ける可能性がある)、(2) 世界各地に散らばったイスラム系の過激派グループ(報復のため米軍のWebサイトを攻撃しようとする)、(3) 平和活動家(戦争反対のメッセージを伝えるためのウイルスを放出する例もある)、の3種に大別できるとしている。
関連リンク
F-Secure
[ZDNet/JAPAN]