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払拭する思い〜悪の帝国の物語【がんばれ！！ゲイツ君】
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/column203.html
先週、XBOXのビザなんて言うけったいなものをご紹介させていただいたのですが、海外では日本よりは多少XBOXが売れていることもあってか、こちらののようなかなり悲惨な出来事も起きてしまっているようです。
まぁゲームをやっていた当の本人に怪我が無かったのが幸いでしたが、しかし、何かシューティングゲームでもやっていてその音でうるさくて切れてしまったのでしょうかね。いきなりゲームの世界から現実の世界へと引きずり出されてしまってかなりびっくりしたのではと思いますが。
それにしても壊れながらもプラスチックケースが弾丸を弾いたというのはまるでこうなることを予測していたかのような丈夫な作りですが、これだけ丈夫だと踏み台とかに使っても十分使えそうですね(:-P。
ちなみにXBOXは、小学生の所有率では今やシェアが０．７％となってしまっているようです。これ、ドリキャスより低い数字だとのことで。なんかここまでくるとゴミみたいな数字ですが、たしかにこれではピザのオマケにでもしないと普及してくれないかもしれませんね。かえってピザの方が売れなくなるような気がしないでもないですが。
さて、随分と寒くなって参りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。風邪など引かないようにお気をつけになって頂ければと思うのですが、しかしコイズミ君やイシハラ君の頭の中だけはもうお湯が沸騰しているのではないかと思えるほど熱い状態のようです。特にイシハラ君などはイラク兵を殲滅しろなんて発言まで飛び出す始末ですが、お願いだから戦争ならあんた達二人でイラクに行って勝手にやってきてもらえないですかね。誰も止めませんから。
ところで先週最後にちょっとＭＳ古川氏の「悪の帝国」の記事をちょっとご紹介させていただきましたが、じっくりこの記事を読んでみると、どうもＭＳ（というか古川氏）に都合が良いことが選んで書かれているようにも見えますね。販売店やOEMのメーカーへの脅しや敵対買収で技術を潰すなどの偉業のことには全く触れられていないのは、もう語り尽くされているからなのかもしれませんが、片手落ちと言われてもしょうがないでしょう。
あと、「ＭＳはこれだけやっているのに解って貰えない」なんて泣き言みたいなセリフがあるのは古川氏にしてみれば見苦しいですね。悪の帝国と言われているのは別に金儲けが上手い事が理由だけでは無いのですが、その点をもうちょっと考察して貰えると良いのではと思うのですけれど。まぁでもそれを自覚しているだけはマシかもしれませんが。
というわけで、今週はこの「悪の帝国」の件について最近頂きましたお便りを元にいくつかお話をさせて頂こうと思います。
ＭＳに限りませんが、何かソフトを買うとパッケージに記載されているソフトウェアの承諾書を確認し、それに承諾ができてからパッケージを開ける、ということが大抵のパッケージでは実施されております。まぁこれは儀式みたいなもので、実際にあの虫眼鏡で見なければ解らないような文字を読破して納得してからパッケージを開ける、なんてことをしている方は少ないのではと思います。まぁ自分で欲しくて買ったソフトですし、使用許諾しないことには使えませんしね。
ただ、これが別に欲しくて手に入れたソフトで無いとすると、話は変わってきます。
ＰＣにデフォルトで付いて来てしまうWindowsのOSがありますが、これについて、どうせ使わない（他のOSを入れるため）からMSKKに対して利用承諾できないことを言って返金してもらうように連絡を取った方がいらっしゃったようなのですが、MSKKは全く受け付けてくれず、販売元のメーカーの方に言ってくれとの一点張りで拒否されてしまったとのことです。
しかし、ＭＳ製の製品でかつ利用許諾の文面もＭＳの文面で、同意するのもＭＳとの間で同意するというのに、それに承諾できないということで返金を求めると、それはうちは知らないというのはかなりひどい話だと思うのですが、どうなんでしょうかね古川さん(^^;。
で、結局この方がＭＳから得た回答は、「返金はできないが、返品には応じる」というものだったようです（笑）。つまりパッケージの返却は受け付けるが、金は返さないのだそうで。
その後の顛末についてはちょっとメールを引用させて抱こうと思います。
M$側によれば、OSのライセンス契約は使用に關してはユーザとM$間の契約らしいです。ならばOSを返送する相手方はM$だと思ふのは當然な筈ですが、OSの賣買契約に關してはユーザとハードメーカ間の契約だと主張してました。何だかよく分からないのですが、要するにハードにバンドルされてるOSに關しては、動作にしても不具合にしても「M$は一切責任を持たない」が「權利に關しては全て主張する」との事らしいです。
何ぶん、電話での遣り取りですから私がM$側の主張を誤解無く把握してるかは斷言出來ないのですが、私がその旨傳へ「誤解があるといけないから、その道の專門家によるM$側の見解をメールでも良いので文書の形で欲しい。さうすれば、こちらで正確に理解出來るまで讀み直せるし、それを專門家の所へ持って行って相談する事も出來るから」と申し出たのですが、それに付いても
「それはできません」
の一點張りでした。にも拘はらず、
「若し納得が行かない樣であれば、お客樣の方で裁判を起こすなり何なりされるのは自由です」
との返答。よっぽど證據を殘したくないらしい（笑）。相手方の見解を誤解無く把握してるかも確證出來ないのに、誰がそんな事しますかって。しかも人もカネもあり餘ってる巨大企業相手に、不況に喘ぐ小市民が何が出來るってんですかねぇ・・・。
この件についてメールで答えを送付して欲しいとの要望に対して、それはできないというのはよっぽどやましいことをしている意外になかなか思い浮かばないのですがどうなんでしょうか古川さん（笑）。悪徳商法業者もなかなか都合の悪い所は書面で残したがりませんしね。
あと、不満があるなら裁判を起こしても良い、というのも、とても古川さんの言う「悪のイメージを払拭したいと日々努力している会社」とは思えないのですけれどね。ま、ＰＣにバンドルされているOSについて返却処理がされるなんてことを想定していなかったという事もあるのでしょうけれど、それにしても対応がお粗末すぎるというものでしょう。何かというと訴訟関係を持ち出すのでは、話題の武富士の社長さんと何も変わりがありません。
ちなみに最近でもオランダでMSの社員がLindowsを扱うリセラーに対してLindowsは売るなという圧力をかけたという話題もありましたが、ここらへんの脅しが日常茶飯事のような会社では残念ながらとても悪の帝国のイメージを払拭できないでしょう。
ところで、最近東京大学付属病院でかなり大規模なトラブルが起きているようです。ここではかなり大規模なオーダリングシステムを導入しており業務のほとんどが電子化されているのですが、あまりの悲惨さに実際に勤務されている方からこちらのような情報を頂きました。
Windows上で動作する富士通製のソフトの出来が悪いということもあるのでしょうが、しかし病院のオーダリングシステムについてはかなり前にも話題にさせて頂いたとおり落ちると全くシャレになっていないのですよね。人工呼吸器がシステム障害で止まるようなものですから、
この障害がWindows2000Proのタコさ加減に１００％依存して起きたものでも無いとは思いますが、少なくとも一日一回リブートをしなければならないような環境で人命を扱うようなシステムは使って欲しくはありませんね。お医者さんだって何か仕事をしようとすると直ぐ落ちるなんてことが多発するとストレスが溜まってそのせいで医療ミスなんてことにも繋がりかねません。
ま、悪の帝国のイメージが払拭するためには、こうした障害を（万が一自分の所の責任ではなかったとしても）率先して解決していくなんてことから始めないとダメでしょう。蒸気機関車の趣味に金をつぎ込むくらいではとても払拭されないと思いますね。
さて、今日のところはとりあえずこれで終わりです。ま、朝日の記事もそこらへんが気にはなった点ではありますが、それ以外は面白い記事だったのではと思います。ただ、坂村氏とのやりとりの下りでお互い意気投合したようなことが書かれておりましたが、実は坂村氏は腹の中は煮えくりかえっていたのではないかと思うのですけれどね(^^;。坂村さんもあまり我慢すると体に悪いですよ。
ところで、古川元MSKK社長は実はかなり初期のAppleユーザであることも有名であったりしますが、現在のＭＳの社長のバルマー君も実はAppleのユーザーであるということが判明したようです。こちらのフラッシュを見ていただければそれがお分かりになると思うのですが、いや〜こんなＣＭにバルマー君が出ていたとは思いませんでした(^^;。
これもなんとか悪の帝国の評判を払拭したいという熱い思いの現れなのかもしれませんね。まぁ、熱い思いが少しはじけすぎているような気もしますが、とりあえず古川さんもこうした所から始められてはいかがでしょうか（笑）
それでは、また来週まで。さようなら。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。