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1個10円台のICタグ、日立が商品化 普及に弾み
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商品管理などに使うICタグ(電子荷札)を開発している日立製作所は4日、1個10円台の新製品を04年4月から発売すると発表した。印刷技術を使って製造工程を短縮し、価格を従来の3分の1以下に下げた。従来のタグでは販売価格千円前後の商品に導入しても採算が合わないとされていたが、最大の課題だった低価格化に成功したことで普及に弾みがつくと見込んでいる。
新製品は、商品情報などを書き込む極小のIC(集積回路)チップの構造や大きさ(0.4ミリ角で厚さ0.1ミリ)は従来品と変わらないが、チップに付けるアンテナの製造方法を変え、生産コストを下げた。
従来品は1個50〜数百円で、千円程度の商品ではコストアップ分を吸収できず実用化が難しかった。新商品は一度に100万個以上の発注があれば1個10円台になるという。
日立と業務提携した伊藤忠商事はスポーツシューズ「コンバース」の販売を委託している月星化成や、販売提携先の高級ブランド販売会社ハンティング・ワールド・ジャパンの商品に04年2月から順次導入する。
05年の愛知万博(愛・地球博)の入場券への導入はすでに決まっており、その約2500万個を含み、日立は05年度には計1億個以上の出荷を見込む。
ICタグは、商品情報などを書き込む極小のICチップに小型アンテナを付け、専用の読み取り機にかざして価格のほか生産日時や場所、流通経路などを確認できる。現在主流のバーコードより大量の情報が入り、商品ごとの管理が可能になる。
(12/04 21:31)