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http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/11/17/13.html
Microsoftは、MSDNサブスクリプションに登録しているMSDN会員に向けて、次期Windowsクライアント「Longhorn(開発コード名)」をMSDNサブスクライバからダウンロードできるように公開した。MSDNサブスクライバは、MSDN会員のみが利用できるダウンロードサービス。
今回、MSDN会員がダウンロードできるのは、10月26日から30日までの5日間、米国カリフォルニア州ロサンゼルスにおいて開催された開発者向け会議「Professional Developers Conference 2003(以下PDC 2003)」の出席者に配布されたものと同じ"Developer Preview"版。ビルドもリソースもすべて同じものとなっている。
Developer Preview版は、Longhornの機能を評価するのではなく、あくまでもLonghorn向けアプリケーションの開発および実行環境を提供することを目的にしたバージョン。今回の一番の目的は、開発者に新API「WinFX」に触れてもらうために存在する(【PDC 2003レポート】長く険しいLonghornへの道(1) 搭載される新API「WinFX」http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/11/04/08.html)。
PDC 2003では、Longhornの32ビットバージョン"x86版"に加えて、64ビットバージョンのIA-64版とAMD64版、Software Development Kits(SDK)、Driver Kitなどが配布されたが、MSDNサブスクライバも同じように公開される。これにより、PDC 2003に出席できなかった開発者にも、Longhornの開発に慣れ親しんでもらう計画だ。
ちなみに、ダウンロードできるLonghornのコンポーネントは次の通り。これらは、すべて英語版となっている。
・Windows Longhorn Client Preview - 32-Bit
・Windows Longhorn Client Preview - 32-Bit Checked/Debug
・Windows Longhorn Client Preview - 64-Bit Extended
・Windows Longhorn Client Preview - 64-Bit Extended Checked/Debug
・Windows Longhorn Client Preview - 64-Bit Itanium
・Windows Longhorn Client Preview - 64-Bit Itanium Checked/Debug
・Windows Longhorn Client Preview SDK
・Windows Longhorn Client Preview Symbols
・Longhorn Driver Kit (LDK) for Windows Longhorn Client Preview
・Windows Longhorn Client Preview Whitepapers and Extras
また、年末に発売予定のクライアント向け仮想マシンアプリケーション「Microsoft Virtual PC 2004」が(MSの「Virtual PC 2004」がRTMに、価格の大幅引き下げでユーザー開拓)、近日中にMSDNサブスクライバからダウンロードできるようになる予定だ。
パッケージの製造から出荷までのプロセスを待つことなく、すぐに最新ソフトウェアをダウンロードして利用できるMSDNサブスクライバらしい対応だが、今回の目的はLonghornの開発者に対して少しでも早く仮想マシン環境を提供することにある。開発者が高性能なマシンを所有している場合は、Longhornのテストのために、わざわざ新しいマシン環境を用意しなくてもVirtual PC 2004を導入するだけで済むようになるからだ。加えて、Windows XPなどの従来OSと完全に互換性を取ることが可能になる。ぜひ、MSDN会員は、Longhorn+Virtual PC 2004の環境も試してみるといいだろう。
(ワタリヒカル)
Microsoft
http://www.microsoft.com/