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特許問題で起きたIE“改悪”の波紋 Flashなどを表示するWebシステムで修整が必要に【ITPro記事】IEをVerUpせずか、他のブラウザだって。
http://www.asyura2.com/0311/it04/msg/324.html
投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 11 月 15 日 14:55:25:WmYnAkBebEg4M

>ユーザーは、IEをアップデートせずに現行バージョンを使い続けるか、
>NetscapeやOperaといったIE以外のWebブラウザを使うことで、この問題を
>回避できる。

だって、

[2003/11/13]

特許問題で起きたIE“改悪”の波紋 Flashなどを表示するWebシステムで修整が必要に【ITPro記事】IEをVerUpせずか、他のブラウザだって。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NC/ITARTICLE/20031107/1/

日経コンピュータ2003年11月3日号,12ページより

米マイクロソフトは10月6日、来年初頭にInternet Explorerを改変すると
発表した。Macromedia FlashやJavaを使って動的コンテンツを表示する
Webページのほとんどが、修整を迫られる。企業が使うWebベースの業務ソ
フトも影響を避けられない。米マクロメディア、W3Cなども対策に乗り出
した。


図1●特許回避措置の影響範囲は広大
Internet Explorer改変の影響で、Macromedia Flashなど動的コンテンツを含むWebサイトが修整を迫られる

図2●Flashコンテンツを読み込むたびにダイアログを表示する
左下は通常のIE6で表示した「BizTech」のページ。Macromedia Flashで制作したバナー広告が上と右下にある。右上が「IE6 SP1b」で表示したもの。FlashコンテンツがあるたびにWebページの読み込みを停止してダイアログを表示する

図3●米マクロメディアが提案するWebページの修整方法
動きのあるコンテンツを表示するために使っている<OBJECT>などのタグを、Javaスクリプトに置き換える。コンテンツの表示を制御する部分を、Webブラウザの外に置くことで問題を回避する

 今年8月、米イリノイ州連邦地方裁判所は、米マイクロソフト製Webブラ
ウザのInternet Explorer(IE)が、米カリフォルニア大からスピンアウ
トしたベンチャー企業である米オーラス・テクノロジーズの特許
「5838906」を侵害していると裁定した。マイクロソフトは引き続き上級
審で争う考えだが、一方で「問題を確実に回避するため」(日本法人)、
IEの改変を決定した。すでに、開発者向けのWebサイトでベータ版「IE6
SP1b」を配布している。

 今回の改変は、最近話題のセキュリティ・パッチなどよりも格段に影響
が大きい。企業/個人や社内/社外の区別なく、動きのあるコンテンツを使
っている世界中のWebサイトで修整が必要になるからだ(図1[拡大表示])。
社内のWebアプリケーションも影響を受ける。もちろん、マイクロソフト
がオーラスと和解してIEの改変を見送る可能性もあるが、現時点では徹底
抗戦の構えを見せている。当面、IE改変の方針を覆す可能性は低い。
使い勝手は大幅に悪化

 改変後のIEは、Flashなどの動的コンテンツがあるたびにWebページの読
み込みを停止し、確認ダイアログを表示する(図2[拡大表示])。そのつ
ど「Enter」ボタンを押せばWebページを閲覧できるが、使い勝手は格段に
悪くなる。マイクロソフトの意図は別として、ユーザーの立場からは“改
悪”と言うしかない。

 オーラスの特許は、Webブラウザに組み込んだ再生ソフトを使い、動的
なコンテンツを“自動的に”表示する技術に関するもの。改変後のIEは、
これを回避するためユーザーにキー入力を要求する。マイクロソフトの説
明によると、ActiveXコントロール、あるいはプラグインを使って動的コ
ンテンツを表示するWebページのほとんどが、IE改変の影響を受ける。こ
れにはFlashのほか、Acrobat Reader、QuickTime、RealOne Player、
Windows Mediaが含まれる。Webページ中に表示するJavaアプレットも同様
である。

 ユーザーは、IEをアップデートせずに現行バージョンを使い続けるか、
NetscapeやOperaといったIE以外のWebブラウザを使うことで、この問題を
回避できる。しかし、Webサイトを運営する企業や情報システム部門が、
ユーザーにこれらのブラウザの使用を強制することは難しい。問題を根本
的に回避するには、改変後のIEでもダイアログが表示されないように、
Webページを書き換える必要が出てくる。
大手ソフト会社が対策に乗り出す

 この事態に対して、大手ソフト会社はさっそく対策に動き始めた。

 米マクロメディアは、すでに同社のサイトでWebページの修整方法を公
開している。これによると、IEのわずらわしいダイアログ表示は、以下の
ような方法で回避できる(図3[拡大表示])。現在、ほとんどのWebページ
は、HTMLの中に<APPLET>、<EMBED>、<OB JECT>といったタグを記述
することで、動的コンテンツをWebページ中に表示している。これらのタ
グを、Javaスクリプトのコードに置き換えればよい。HTML内に記述した
Javaスクリプトから、別途保存しておいたコンテンツ再生用のJavaスクリ
プト・ファイルを起動する形になる。マクロメディアは、上記の方法で
HTMLを修整するツールを近く配布する予定である。

 このほか、日本IBMはWebオーサリング・ツール「ホームページ・ビルダ
ー」の仕様変更について検討を開始した。Webアプリケーション・サーバ
ーの大手、日本BEAシステムズは「現時点で詳細は決められないが、IEが
改変されれば、我が社の製品も修整せざるを得ない」(広報担当者)とし
ている。米サン・マイクロシステムズも、Javaアプレットを含むWebペー
ジの修整について、近く技術情報の公開を始める予定だ。

 今回の特許問題が、IEの改変だけで終わらない可能性もある。Web関連
技術の標準化団体であるW3C(World Wide Web Consortium)は「マイクロ
ソフトだけでなく、インターネット・コミュニティ全体にかかわる重大な
問題」ととらえており、HTML自体の仕様変更を含めた対策を検討し始めた。
マイクロソフト、マクロメディアなどと協議する一方、公開のメーリング
・リストを開設して、技術情報の収集に乗り出している。
(本間 純)
本記事は日経コンピュータ2003年11月3日号に掲載したものです。
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