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(回答先: 超電導体の高速MPU開発=世界初、小型スパコン製作も可能に−名大など(時事通信) −数10〜100GHz可能 投稿者 シジミ 日時 2004 年 2 月 16 日 23:31:27)
名古屋大と横浜国立大の研究グループが開発した超高速のマイクロプロセッサー(中央部分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000310-kyodo-bus_all
名古屋大と横浜国立大の研究グループは16日、超電導現象を利用し、超高速でデータを処理するコンピューターのマイクロプロセッサー(超小型演算処理装置)を世界で初めて開発したと発表した。従来の半導体プロセッサーより処理速度は10倍以上、消費電力は1000分の1以下という。
開発したのは名古屋大の藤巻朗助教授(44)と横浜国立大の吉川信行助教授(42)が率いるグループで、米・サンフランシスコで開催中の国際固体素子回路会議で17日に発表する。
開発したプロセッサーは縦1・8ミリ、横2・8ミリで、半導体ではトランジスタに当たる信号の制御スイッチに、単一磁束量子(SFQ)回路という超電導素子を約5000個集積。零下269度で作動する。素子の配置を工夫することで、1兆分の数秒での信号制御に成功した。
SFQ回路は半導体の電子の代わりに、磁力線の束である磁束を利用する。磁束は質量がなく、光速で動くほか、電気抵抗がない超電導状態で働くことなどで、高速化や省電力化が図れる。
藤巻助教授は「半導体を改良しても発熱が避けられず、限界がある。今回開発した回路の集積度を高めれば、処理速度が従来の100倍のスーパーコンピューターをつくることも可能」としている。(共同通信)
[2月16日22時47分更新]