現在地 HOME > 掲示板 > 地域7 > 335.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
「瀬戸内海が、わが国のみならず、世界においても比類のない美しさを誇る景勝地として、また、国民にとって貴重な漁業資源の宝庫として、その恵沢を国民が等しく享受し、後代の国民に継承すべきものである…」
瀬戸内海は、世界でも有数の多島海(*注1)であり、日本の国立公園にも指定されています。しかし、第二次世界大戦後の急激な工業化開発が進み、埋め立てや廃棄物で汚染されてきました。水質の悪化のみではなく、海全体の生態環境をも壊し、公害などの深刻な環境破壊を引き起こしてきました。こうした汚染を食い止めるため1978年に制定されたのが上記の「瀬戸内海環境保全特別措置法」です。
同法は産業排水に関るCOD負荷量(*注2)を1972年当時の半分に減らし、埋め立てを厳しく抑制することを目標としています。しかし、施行から30年を経た今、瀬戸内海沿岸の環境は改善されるどころか、悪化する一方であり、COD負荷量の減少が一旦は見られたものの、90年代に入ってからは増加の傾向を示しています。また、埋め立ても止まっておらず、それによって漁獲高も下降する一方です。そして現在も瀬戸内海域でさまざまな開発行為が行われています。
このような現状を受け、この法律を規制力のあるものへと改正し、きれいな海を取り
戻そうとする運動が、瀬戸内沿岸に起きています。1990年から活動を始めた「環瀬戸内海会議」では、瀬戸内地方の乱開発に歯止めをかけようと、「瀬戸内法改正プロジェクト」をたちあげ、(1)埋立ての禁止;(2)産廃の持ち込みの禁止;(3)海底土砂の採取の禁止を盛り込んだ法改正のための国際署名活動などを展開しています。
瀬戸内法を改正し、きれいな環境を取り戻すことは、持続可能な地域循環型社会づくりにもつながります。あなたも、署名(署名用紙は こちらから http://homepage1.nifty.com/kanseto/page003.html)に参加して、持続可能な社会づくりに協力してみませんか。
*注1:
多島海(たとうかい)
多くの島々が点在する海域。エーゲ海がその代表例である。
*注2:
COD(chemical oxygen demand=化学的酸素要求量):水中の有機物を酸化分解するのに必要な酸素の量で、水の汚れを表示する指標です。COD負荷量は値が小さいほど汚れは少なくなります。
参考URL:
環瀬戸内海会議
http://homepage1.nifty.com/kanseto/index.html
瀬戸内の環境を守る連絡会:
http://www.pure.ne.jp/~setokan/
瀬戸内法の概要
http://www.seto.or.jp/seto/about/hozensitu/setouchi-hou.htm
日付 2004-02-18
筆者 黄 清純
媒体 寄稿
団体名 東アジア環境情報発伝所
URL http://www.eden-j.org/
翻訳者
http://www.enviroasia.info/japanese/index_j.php3?status=n_view&w_num=1336&c_cd=C