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昨日の「サンデープロジェクト」で放送された「新幹線問題」が、植田氏の「ワシントンの陰謀」で取り上げられていたので転載します。
国家財政が不如意になった政府と民営化を遂げたJRは、長野新幹線から新幹線建設に地元負担(1/3)を求めるとともに、建設する新幹線に並行する在来線を地元自治体に押しつけています。
しかも、地元自治体に押しつける在来線は、JRの商売の都合で切り売りされています。
たとえば長野であれば、乗客数の多い(建前は名古屋から長野への直通運転がある)長野−篠ノ井間はJRがそのまま確保し、篠ノ井−軽井沢間を地元に押しつけています。
それでも、観光資源に恵まれた長野は、経営のやりかたで単年度黒字化に成功しましたが、岩手や青森を走る在来線や鹿児島や熊本を走る在来線は、どうあがいても黒字にはならない(住民が支払うことができないもしくは支払う気にならない料金設定が黒字の条件)条件です。
膨大なお金を注ぎ込み誘致運動を行い建設費を負担したあげくが、経済効果もなく(逆に通過客や日帰り客が増えマイナスになったところも多い)、地域住民の利便性が大きく低下するというものになっています。
(建設で受注した地元土建業が潤っただけです)
騙されたほうが悪いとも言えますが、長野以降の新幹線は、政府とJRが結託した“詐欺”以外の何ものでもありません。
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小泉氏も、安部氏も、学歴詐称ですかあ 投稿者:ueda 投稿日: 2月 8日(日)13時45分47秒
こんにちは、皆さん、植田です。
本日の新聞で「週間ポスト」の広告を見て、笑っちゃいました。
「小泉首相、ロンドン留学は単位ゼロだった/阿部幹事長に続いて発覚」とあります。
で、この阿部氏のほうが「週間現代」に出ています。
「南加大を落第していた阿部晋三幹事長」
なるほど、そうでしたか。
ま、そうですねえ、考えてみれば、ここで問題になっているのは、先日区別した日米の大学事情の違いですか。
日本的感覚では、大学に入っていればいい、とにかく「在籍」したという事実さえあれば、それでよし、となるでしょう。大学在籍は「身分」保証です。
で、アメリカの場合は、あくまでの「能力」の育成・判定が基準ですから、「在籍」よりも「卒業」が重要です。「在籍」は意味がなく、「退学」であればその大学の基準をクリアできなかった、ということです。
だから、この日米のダブル・スタンダードを使い分けてきたのが、これまでの日本人の「学歴ロンダリング」だったのでしょう。ま、とにかく海外の大学に「在籍」したという実績さえ作っておけば、「身分」は確保できたわけだから、OKだ、と。
だから、卒業資格が問われるようになったのは、学歴詐称もありますが、ここでも日本人がついに、というか、やっと、というか、アメリカ流の大学の能力判定基準を持ち込んできたか、つまり、アメリカン・スタンダードに侵略されてきたか、ということではないかと思います。
で、私は、もちろん、歓迎したいのですが、ここでも入り口と出口の問題があります。
卒業を厳密にやるのであれば、入り口はもう少し緩めるとかしないと、日本人の若者たちの自然理性が最初から悲鳴をあげてしまいます。
だから、無条件では歓迎できません。あくまでセットが必要です。入り口と出口のセットです。
で、小泉首相がロンドン留学で単位がゼロ、ですか。これは、あれではないですか、勉学よりも、「遊学」である、と。夏目漱石の小説に出てくる「高等遊民」です。首相になってからドイツでワーグナーを鑑賞する小泉氏です。エジプトのピミッドに行って、「ずっとここに来たかったんだ」と言った首相です。
首相の座もエンジョイ、ですよ、多分。「一度やってみたかったんだ」よ、と。ついでに、構造改革でもやってみるか。おっとこれは言いすぎでした。「郵貯民営化」、年季が入っていますから。
で、この流れから見ると、古賀氏のパペーダインだか、ペパーダイン大学ですか、なんかビートルズの歌の題名のような大学名ですが、「在籍」していても「卒業」していない、ということは、アメリカ的には能力的に不合格であり、日本的には、「身分」は買えた、というところでしょう。
イギリス事情はどうてすかねえ。
以前、エディンバラ大学に留学した私の知人がいました。何が驚いたと言って、「向こうで文明の分類をどうやっていると思う? 衛生だよ。衛生的か、非衛生的か。地球の地図をそれだけで色分けしている。東南アジアはすべて非衛生的。日本はクリア。」なんて言ってました。
さて、話題を変えて、本日の「サンデー・ブロジェクト」を見たら、第三セクター問題を取り上げていました。東北と九州で、新幹線が運行したことにより、在来線の赤字問題が発生。どうしたもんか、と。
これも長野県の軽井沢・篠ノ井鉄道が最初のスタートでした。長野モデルの発信です。県庁退職者が経営したらたちまち赤字、で、田中知事が民間から社長をスカウトしました。一年目にして黒字です。
しかし、それでも問題が大きいです。そもそもJRが在来線を切り離すとき、採算割れしている箇所を地方自治体に押し付けた、と。
だから、長野の問題は全国どこでも発生する、と田中知事が指摘しています。
で、番組を見ていたら、その通りになっています。
しかし、これから第三セクターが始まる地方の人たちは、こういう前例があるにもかかわらず一様に新幹線を歓迎しているといいます。
ふーむ。何が問題なのか、と考えるに、やはり、明治以来、「政官財」の鉄のトライアングルに報道・学問が加担し、さらに、それに加えて国民も「律令の民」だった、ということでしょうか。だから、今もって「国策」でしか経済は向上しない、という構造。そしてメンタリティー。
やはり、根源的には、国民一人一人が、まだ社会の「主体」になっていない、ということの結果が、「第三セクター」問題を生むのではないか、と思われます。
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