現在地 HOME > 掲示板 > 地域7 > 260.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040114-00000006-khk-toh
みのを頭からすっぽりかぶった若衆らが、水を浴びながら街を練り歩く山形県上山市の奇祭「カセ鳥」が、参加者不足に悩んでいる。市観光協会は16人程度の定員で募集したところ、13日までに応募したのはわずか6人。奇祭ゆえに敬遠する向きも多いとみられ、来月11日の本番を前に、協会は参加者集めに躍起となっている。
カセ鳥は江戸時代の寛永年間に始まった商売繁盛と防火を願う旧正月の行事。「鳥」たちは「カッカッカー」と声を上げながら市内約9キロを跳ね回り、沿道の見物客からひしゃくで気合を入れる水を浴びる。
1896年を最後に途絶えていたが、約60年後に復活。86年には保存会が結成され、参加者を公募して伝統の祭りを受け継いでいる。昨年は山形県内外から19人が参加、多くの「鳥」で盛り上がった。
ところが今年は、16日の募集締め切りを前に応募が定員の半分以下。しかも市内からの応募はゼロ。「締め切り直前なのに少ない。寒くて重労働な祭りなので敬遠されているのでは」と同協会の担当者。以前の参加者に連絡を取って参加を打診するなど「鳥」集めに全力を挙げている。
保存会の鈴木邦男会長は「常連は多いが、できれば新たな参加者が増えてほしい。私は20年以上やっているけど、風邪一つひいたことはないし、1年を通じて無病息災で暮らせる」と“御利益”をアピール、参加を呼び掛けている。
(河北新報)