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(回答先: 圏央道の代執行停止を決定 「訴訟結果待て」と地裁【共同通信】 投稿者 エイドリアン 日時 2003 年 12 月 25 日 14:10:53)
[八王子城址(北条氏照居城)と圏央道工事]
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/strawhat/main/winter/index.html
◆ 圏央道は今
あきる野の土地収用について、戒告書での代執行期限9月15日を前に、東京地裁の藤山裁判長は先日、地権者と東京都に対して代執行停止の是非の判断を10月3日に出すと通知した。八王子市内で工事中の4つのトンネルのうち、2番目として宝生寺トンネルの貫通式が9月30日に行われた。平成12年10月より掘削、1.4Kmの全長。このトンネルが通過する椎の木沢では水涸れが発生したが国土交通省は因果関係を否定している。
裏高尾の土地収用について、第二回目の東京都収用委員会公開審理が10月9日に開かれる。その前に権利者側代理人から、期日の決め方、意見陳述計画、求釈明などを申出した。
八王子城跡山頂のボーリング孔水位は一時上昇傾向を示したものの、9月26日現在再び下降気味。掘進延長が伸びないにもかかわらず北口坑口での月平均日湧水量は約600t/日。裏高尾JC側南口坑口では北口の場合と違い、掘進延長と涌水量が同時に増加。
八王子城跡トンネル坑口近くの営巣地を放棄したオオタカは元八王子に営巣した模様
◆ 第16回日本の森全国集会inみやぎに参加して
標記の第一回集会は長野市で催され、私も参加して圏央道計画について発表したことがある。その後は毎回とは言えないが、盛岡、厚木、東京、安曇野、木曽の集会に参加している。東京の時は明治大学で行われ主催者側になったため、現地見学会は私が高尾山で引き受けたことはまだ記憶に新しい。そこで昵懇になった方とは今でもお付き合いが続いている。
大会参加の楽しみの一つは同窓会のようなもので、毎年多くの顔見知りの方に会って、健在を確かめることにある。集会では、信州大学の野口先生が森林の価値に対して国民の認識が変化したことや、日本の木材自給率が先進国中最低であることを話された。
次に日高横断道路が中止になったことを八木健三先生が報告された。この先生が関わると千歳川放水路、ナキウサギ裁判と続けて勝利する。圏央道もあやかって欲しいものだ。
このあと、各地からの報告があった。今年の特徴としては分科会が無かったことでかえってまとまりが有ってよかった。アトラクションとしては組曲「ブナの森の贈り物」が歌われた。
3日目の現地見学は、舟形山(1500m)の南側の定義林道の奥で、ブナ林を伐採した跡地の笹を刈ることで、ブナの二次林の再生を目指しているところを見学した。人力でやっているので大変な労力がいるが、少しずつではあるが確実に若いブナが育っていた。
(吉山)
◆ 首都圏道路問題交流集会にて
10月の道路公害反対運動全国交流集会を前に、恒例の首都圏レベルの集会が9月23日に渋谷区勤労福祉会館で開催された。
「道路行政の現状と住民運動の課題」と題して橋本事務局長が、「首都圏の道路問題の現状と課題」として標さんが報告。圏央道関連では、あきる野の土地収用、横浜北線の現状が報告された。横浜では4件の裁判で負けたとのこと。
東京外環からはPI(パブリックインボルブメント)外環沿線協議会の現状と問題点と題して、外環道路反対同盟から報告があった。「外環について原点に立ち戻り計画の構想段階から幅広く意見を聞き計画作りに反映するため、パブリックインボルブメント方式で話し合うことを目的とする」協議会であるにも関わらず、「必要性の有無」の議論を本格的にはじめる矢先の7月に、東京都と国は環境アセスメントの手続き開始を決定した。従来の高架式の都市計画を、地下40mの大深度地下方式に変更するために必要なアセスとしている。今年になって一方的に打ち出された大深度地下方式に続く協議会の無視に住民協議員が抗議、協議会を途中退席した。
圏央道の環境アセスと違う点は、調査の項目、方法、予測・評価手法の案をまとめた「方法書」をまず作成すること。住民意見を入れてからアセスを実施する。アセス手続きが丁寧になっても、住民との話し合いを軽視したままでは20年前の圏央道と変わらないのではないか。
次に東京大気汚染公害裁判の現状、弁護士報酬敗訴者負担制度の導入阻止について報告された。午後は各地からの報告として、川崎大気公害裁判勝訴のその後、中央環状新宿線において低濃度脱硝設備の導入が決まったことのほか、八王子南道路の紅葉台、千葉県の外環、調布保谷線、圏央道横浜南線などから道路建設反対運動の現状、道路予算の別な使い道への提案などが話された。
(新井)
http://www.asahi-net.or.jp/~ds2y-ari/news186.html