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[環境省・名水100選、そして東京都の名湧水にも選ばれた、東京都国分寺市「真姿の池湧水」の崖上に、大きなマンションが建設されようとしています!]
http://homepage3.nifty.com/meisui-keikan/top/index001.htm
<<私どもが訴えたいこと>>
●真姿の池湧水に影響を及ぼす可能性の高い基礎工法は採用しないでほしい。
●千二百年以上に亘って守られてきた史跡武蔵国分寺の歴史的景観を守ってほしい。
●東京都景観保護条例に基づく国分寺崖線基本軸の要綱に沿って、樹木の高さを越えない高さとしてほしい。
マンション問題について話し合いによる解決がつかないことから、いよいよ法的措置に踏み切り、10月31日にマンション建設差し止め仮処分申請を東京地方裁判所八王子支部に提出しました。
訴えたのは、予定地近くの湧水地に生息するゲンジボタルと準絶滅危惧種に指定されている水生植物のナガエミクリの2動植物および住民ら59名と1団体です。
私どもはいよいよ次のステップに踏み込みました。皆様方の絶大なご支援をお願いします。
<<マンション建設の経緯>>
このマンションは、国分寺市西元町1丁目2448番地の 旧東京トヨペット(株)など3社の社員寮の跡地約6000平方メートルに、トヨタ・大京・オリックス開発の3社によって建設が行われるもので、その概要は、高さ25m、8階建て3棟、述べ床面積12,300平方メートルとなっています。
建設予定地は、東側に緑豊かな都立武蔵国分寺公園を擁し、南側60m先には国分寺崖線の樹木がこんもりと茂っている風致地帯となっています。このようにすぐれた環境に、周囲の樹木の高さを10mも越える8階建てマンションが建てば、これまで守り続けてきた武蔵国分寺の歴史景観や自然景観が破壊されることはいうまでもありません。
また、この崖線の直下には、太古の昔からこんこんと湧き出ている真姿の池湧水があります。この湧水は、全国名水百選にも選定された名水で、その豊富で清冽な水を求めて毎日人々が水を汲みに来ています。この湧水は、市民の散策の場として親しまれている“お鷹の道”のほとりを流れ、野川にそそぎ込む源流にもなっています。
私どもは、今回のマンション計画において、事業者側が採用しようとしている特殊基礎工法が、その下にある地下水の流れを阻害し、湧水に影響を及ぼすのではないかという懸念を持っており、市や事業者に対し計画の見直しを要求して再三訴えてまいりました。
しかしながら、市側は、建築基準法や条例に照らして違法性はないというだけの理由で、環境保全に対し配慮を求める市民の声には耳を傾けようとせず、今年の3月に事業者との間で建築協定書を交わしました。
一方事業者の方は、景観や湧水保全にはなんら問題はないと一方的に主張し、市民側の要求に応じる気はありません。
こうして2年以上にわたり、市および事業者と交渉を続けてきたマンション建設問題が、解決を見ないままに、いよいよ2003年11月末から工事が強行されようとしています。
<<口先だけの行政と営利第一主義の事業者>>
昭和49年に制定された国分寺市民憲章をご存知でしょうか。その第1には、「私たちは、文化遺産を大事にし、自然の環境を守りましょう。」となっています。また、国分寺市都市マスタープランには、「自然環境の豊かさや歴史文化資源の恩恵を享受できる環境を整える」と謳われています。
これらは全て口先だけであることが今回の市との折衝で明らかになりました。私どもが期待していた市提案の行政・市民・事業者による「みず・みどり・文化財の3専門部会」も9回を重ねたあげく結局は形式だけに終わり、その成果を生かそうともしませんでした。
最初から事業者の原案を変えるつもりはなかったという市の職員の態度には、結局専門部会は単なるポーズだけだったのかという失望感が残るだけのことでした。行政は市民側に立って擁護してくださると期待していたことが全くはずれ残念に思います。
トヨタ・大京・KDDI開発の3社の代表には、再三文書でマンション建設の見直しを要請してきましたが、これも空振りに終わりました。これらの3社は、いずれも地球環境の保全を最優先に、環境との調和・共生を理念として掲げています。しかしながら、これらは口先だけで、企業利益を最優先に掲げていることがはっきりと分かりました。8階建てを見直すことについては、事業性からいって無理であるとはっきりといわれました。
事業利益を多少犠牲にしても、地元の住民の要望にこたえて環境保全を優先しようという考えは全くありません。私どもが長年愛し、維持してきた国分寺崖線の景観を勝手に破壊して、売りに出すときはおそらく抜群の環境をうたい文句に宣伝することでしょう。企業倫理が全く欠如しているとしか言いようがありません。
私どもは建築差し止め仮処分請求の法的闘争に立ち上がることにしました
2年以上に及ぶ私どもの運動も残念ながら実を結ぶことにはなりませんでした。行政や事業者にこれ以上働きかけても無駄でしょう。
といって、このまま着工を認め、後世に禍根を残すようなことはしたくありません。
名水百選・真姿の池湧水と武蔵国分寺の景観を守る会(略称、名水と歴史景観を守る会)
訴訟には下記のみなさんが協力してくださいます
■弁護団■ 梓澤和幸 加納 力 中杉喜代司 関島保雄 佐藤光子 久保木亮介
■関連■ 公害弁連
http://note3.nifty.com/cgi-bin/note.cgi?u=QFH01462&n=meisui
<<名水と歴史景観を守る会 最新情報>>
■2003年12月7日 (日) 18:49 12月8日工事着手
8日から工事着手の掲示がでました。
12月8日からパイル・杭打設用重機の搬入と、12日頃から杭打設開始(着工)の作業工程が現場に掲示されました。
建築差止め仮処分裁判で12月16日に第5回審尋が決定していて、双方の見解を出し合っている最中に、強引にコトを運ぼうとする事業者側の姿勢が端的に表れています。
対応については、会員MLで連絡しています。
■2003年12月4日 (木) 11:09 第5回審尋のお知らせ
第5回審尋は、12月16日(火)11:00から、東京地裁八王子支部にて開かれます。
皆様方の傍聴をお待ちしています。
■2003年12月4日 (木) 11:05 第4回審尋が開かれました
12月2日に東京地裁八王子支部においてマンション建設差し止め仮処分請求についての第4回審尋が開かれました。
債権者側から、債務者より提出された基礎工法と湧水に関する意見書についての問題点を指摘すると共に、この点について議論したいため、着工をさらに延期して欲しいという要請を行いましたが、債務者側はこれ以上は延期できないと強い姿勢を示しました。裁判官から前回に引き続き、債権者は着工を認め、杭打ち後に湧水に影響があった場合に中止措置をとることなどをおりこんだ協定を交わすよう督促されました。結論的には債権者の主張が認められ、12月16日に第5回の審尋において基礎工法についての議論の場がもたれることになりました。
杭が打たれた後で、もし湧水に影響が出た場合にはもう取り返しがつかないことになります。湧水への影響が懸念される杭基礎工法について何とか見直しをして欲しいと言うのが今回請求の趣旨です。したがって、債務者のいう工法を認めよという前提条件の妥協案には到底応じることができないというのが私どもの基本的姿勢です。皆様方のご理解をお願いします。また、これについての皆様方からのご意見もお待ちしています。
なお、今回の審尋において着工延期というはっきりとした措置が取られなかったことから、私どもの反対の姿勢にかかわらず債務者側は週明けあたりから工事に着工することが予想されます。私どもは工事現場において抗議行動を起こす予定でいます。予定日がはっきり分かりましたらお知らせいたします。皆様方のご参加をお待ちしています。
<<訴訟に至るまでの経緯>>
http://homepage3.nifty.com/meisui-keikan/detail/index021.htm