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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031116-00000012-yom-soci
「世界自然遺産」の新規登録地として推薦される北海道・知床で、環境省が来年度から、環境保全と観光振興を両立させる「エコツーリズム」と呼ばれるモデル事業をスタートさせる。16日、小池環境相が現地を視察後、記者会見で明らかにした。
知床で越冬する世界的希少種「オオワシ」と「オジロワシ」の保護増殖にも着手し、世界遺産・知床のシンボルとする考えだ。
具体的なモデル事業としては、来訪者の急増が予想されるため、専門のガイドを配置した「世界遺産センター」を地元の斜里町に整備する。このセンターでは、訪れた人たちに「野生の動物に餌を与えない」などの基本的なマナーを教えるだけでなく、観光客が集中しないよう、現地の混み具合などの情報をインターネットで提供する。
また、オオワシ、オジロワシは多様な知床の生態系の象徴でもあるため、これらの保護増殖に力を入れることにした。同省はトキやイリオモテヤマネコなどと同様に「種の保存法」にもとづく保護増殖計画を近く策定。オオワシのえさ場を保全すると同時に、知床で繁殖するオジロワシについては巣づくりをする営巣木を守ることなどを考えている。
小池環境相は「世界遺産の登録を見越した新たな取り組みが必要と痛感した。遺産の価値を損なわない利用を進めたい」と語った。
同省は林野庁とともに来年、知床を、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に遺産登録の推薦書を提出する予定。(読売新聞)
[11月16日20時58分更新]