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青森市で、蛍光灯が入った電照式バス停留所の破損が後を絶たない。時刻表がはがされたり、パネルが壊され蛍光灯がそっくり盗まれたり…。停留所を使用するバス会社や、管理する民間広告会社が随時対応しているが、修復が追いつかない状態。マナーの悪さに利用者は「時刻表が見にくい」「なぜこんなことを」と怒っている。
電照式のバス停留所は、国道4号・7号や新町通りなどの幹線道路六十八カ所に設置されてている。所有者は広告会社「東日本標識株式会社」で、同社が県バス協会に無償で停留所を貸与。県内バス会社が停留所を共同利用し、停留所の維持管理は東日本標識が行っている。
時刻表の抜き取り、パネルの損壊は以前から問題になっており、関係機関の対策と”いたちごっこ”が続いている。修復した翌日にまた壊されていることもざら。関係者は「時刻表を書き写すのが面倒なため、そのままはぎ取ったり、気分で破壊行為をしている人がいるのでは」と説明する。東日本標識によると二〇〇二年度、通報などを受けて出動したのは二百四十七回。表示板が壊されたのは百七十六枚で、被害総額は約百五十二万円に上る。
本紙には「非常に迷惑している。これ以上、同じことを繰り返さないで」と利用者の怒りの声が寄せられた。NTT青森支店前でバス待ちをしていた七十代女性も「何でこんなことをするのか。お金の無駄遣い」と語る。
市交通部や東日本標識は「破損行為は絶対やめてもらいたい」と訴え、県バス協会の阿部弘一専務理事は「バス会社全体も、利用者に不便をかけることがないように気を付けなければ」と話している。[2003年10月9日]