現在地 HOME > 掲示板 > 地域7 > 102.html ★阿修羅♪ |
|
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031013-00000003-khk-toh
八戸港の大型イカ釣り船の漁労長らは「八戸港に取締調査船を配置する会」(菅野勝彦会長)を設立した。取締調査船は国が民間に委託し、密漁監視や資源調査などに当たっている船。配置されれば新たな雇用が見込まれることから、同会は国や県などに実現を求めて要望活動を行う。
八戸港は日本一のイカ水揚げを誇るが、近年、アカイカの主漁場となる北太平洋の公海上で、外国船が禁止されている流し網漁を行うケースが横行。取締調査船がないため、実態把握や防止活動が手つかずで「野放し状態」(同会)という。
八戸港では魚価低迷などから廃船が相次ぎ、約10年前に50隻を数えた大型イカ釣り船も現在10隻にまで減少。失業した漁船員は約300人以上とみられ、再就職が非常に厳しい状況だ。
こうした現状を踏まえ、大型イカ釣り船の漁労長ら30人が、全国に33隻ある取締調査船の同港への配置を求めて会を設けた。外国船による不正な漁の監視やアカイカなどの資源調査もさることながら、船員の雇用に着目した。
同会の試算によると、取締調査船1隻が1回の航海に必要な船員は18人。24時間の二交代制をとれば36人の雇用が生まれ、食料や燃料の調達などの経済効果も見込めるとしている。
設立総会には水産関係者ら約50人が出席。菅野会長が「動かなければハマは沈没してしまう。少しでも雇用の場が生まれるよう積極的に活動していきたい」と期待を寄せた。
[河北新報 2003年10月13日](河北新報)
[10月13日7時4分更新]