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(回答先: 東北には青い目をした日本人が多いと日本語起源本で読みました。東北にお住まいの方、これは本当でしょうか? 投稿者 やめて 日時 2003 年 12 月 24 日 14:29:56)
東北人の目が青いと言うのは、江戸時代初期に関祖衡によって編纂された「人国記・新人国気」が出展です。
陸奥国の項目にそのような解説があり、出羽の人も同じとくくられています。
私の家系は1200年前に渡島からやってきた蝦夷で、それ以降、ずっと岩手県に住んでいます。
人国記のことは高校の時に知りました。私の目も人国記の記述どおり「青い」からです。
しかし、この碧眼は、所謂ヨーロッパ・トルコ・イラン系の青目のことではありません。
黒目と白目の間にうっすらと青白い部分が広がっているのです。
まら黒目(と言っても茶色か灰色なのですが)の部分にも青や緑の筋が走っていて、光の加減によっては青い目に見えるときがあります。
これについてはうちの姉はかなり青いです。ヨーロッパ系だと他人から思われたこともありましたが、血縁的には全く関係ありません。
こういう目の色は私が特別ではなくて、程度の差こそあれ一般的です。
スラブ系諸民族が極東にやってくるのは17世紀のことです。
もちろん1917年のロシア革命の際に日本に亡命したロシア人で、東北・北海道に定着した方もおりますから、最近になってからのロシア系東北人はいることはいます。
しかし、遺伝的な特徴を野一般的に残すには数も少なく、新しすぎるので東北の青目とは無関係でしょう。
そもそも人国記が書かれたのは江戸時代初期ですから、全然時代があいません。