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(回答先: 早々に参考情報ありがとうございます。 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 1 月 04 日 19:28:35)
先の参考情報にあげた記事の原文を見てみたところ、注釈の部分がなかったので、 (2)
記事が書かれたころの円とUKポンドの相場は、2003年7月あたりでは外国為替相場状況 (平成15年 7月末)http://www.boj.or.jp/stat/tame/tame0307.htmより
1ポンド=約194円程度でしたので、計算して見ると、600*194=116,400となり、”600ポンド(現在の為替レートで約114,000円)”は翻訳者が、現在の為替レートをただ、計算したものだと思います。
googleでいろいろ検索してみたところ、下記の情報がえられたので、金に換算して計算してみました。
金1オンス=933ペンス/240=3.8875ポンド、当時の6000万ポンドは、
金に換算すると、6000/3.8875=約1543万オンスとなり、1543*31.1035
=約47993万グラムとなる。
*金の価格推移資料(田中貴金属工業株式会社のホームページから)
http://www.tanaka.co.jp/soba/price_g00y.html
2002年度の田中小売価格(円/g)の平均は、1,296円であるから、
現在の価値は、47993*1296=62,197,632万円となる。
よって、約6兆円ぐらいになるのではないかと思います。
よく確認せず、投稿してしまって申し訳ございませんでした。
<参考情報2>
*日本銀行金融研究所(http://www.imes.boj.or.jp/)
IMES DISCUSSION PAPER SERIES
物価と景気変動に関する歴史的考察
きたむら ゆきのぶ
北村 行伸
Discussion Paper No. 2001-J-25
http://www.imes.boj.or.jp/japanese/jdps/2001/01-J-25.pdf
から
(引用開始:3-4ページ)
国王ウィリアム3 世(1689-1702)はロックの提案を受け入れ、新銀貨を
3 本節は、主としてブートル(1998)第7 章を参考にしている。
正貨としたが、その結果、ニュートンの予想通り、デフレと景気の後退が長期
にわたり続いた。
ニュートンはその見識をかわれて、造幣局長に就任し、銀貨から金貨への移
行に関わり(金本位制の導入)、1711 年に金1 オンスを3 ポンド17 シリング9
ペンスと固定した。驚くべきことに、このポンドの金価値は1931 年にイギリス
が金本位制から離脱するまで、実に220 年にわたり維持されたのである。
(引用終了)
*単位:トロイオンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』
トロイオンス (troy ounce) とは 金などの貴金属に用いられる質量の単位で、31.1035グラムに相当する。
略号は oz tr, toz また単に oz とする。 単にオンスと呼ばれる事も多い。
ヤード・ポンド法では、480グレーン、20ペニーウェイト、または 1/12トロイポンドに相当する。
*英国の通貨について http://plaza16.mbn.or.jp/~S_Muramoto/jpage/library/lb_q020.htm
(引用開始)
2.十進法移行前の通貨
十進法に移行する前は、1ポンド=20シリング、1シリング=12ペンス(1ポンド=240ペンス)でした。11世紀のノルマン時代から、この通貨単位が使われていました。(ポンド自体がが使われ始めたのはもっと古く、8世紀頃でそのころポンドは銀貨だったそうです。)
また、シリングの他にクラウン=1/4ポンド(5シリング=60ペンス)、ギニー=21シリングが併用されていました。
1ポンドは紙幣で、硬貨はハーフクラウン(2シリング6ペンス=30ペンス)、2シリング、1シリング、6ペンス、トレペンス(3ペンス)、ペニー、ヘイプニィ(0.5ペニー)があったそうです。
ギニー=21シリングという中途半端な通貨については、『イギリスの生活と文化事典』(研究社)に、次のような解説があるという情報を、ぱぐさんが教えてくれました。
ギニーはチャールズ2世の時代の1663年、西アフリカ・ギニアGuinea海岸から 持ち帰った金(きん)で鋳造した金貨の名前で、1717年以来21シリングの価値があると定められている。
金貨そのものは消失したのに単位だけは10進法への転移直前まで残っていた。職業柄チップを要求できない立場にある医者や弁護士への謝礼、家賃、商品の値段などにこの単位が使われた。
ギニー使用のうま味は、たとえば199ギニーといえば、実際は199ポンド199シリング、つまり208ポンド19シリング、ほとんど209ポンドを支払わねばならないのに、まるで200ポンド以下であるような印象を支払う側に与えてしまう心理的効果であった。
(引用終了)