現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用6 > 625.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 自衛隊が現地の方々を味方につける方法は? 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 12 月 24 日 17:46:06)
ここで何度も投稿して来たことですが、
1.アラビア語の日常会話を身に付ける事。
2.その土地独特の礼儀作法を身に付ける事。
(日本でも、山一つ越えれば葬式の仕方、結納の段取り、「神の使い」として食べてはいけ
ない獣・魚等のタヴーがあります。ウチの近所もそうです。)
3.イスラム教と、それに基づくイラクの法律に従って行動する事。
4.現地の自治組織(部族によるもの、又はイスラム教徒相互補助団体)の指導者と親密な
関係を構築し、自衛隊の毎日の活動について計画・実施・終了に関して常に助言と指導を
受ける事。
5.イラクのマスメディアを通じて自衛隊の派遣目的、実施目標、作業内容をはっきりつた
えること。
(目的を明確にすること。
これは「風雲児たち」の中で大黒屋光太夫が実施した手段でもあり、18世紀のプロイセ
ン国王フリードリヒ2世がシュレージェン地方の領有権を巡り、ヨーロッパ中を敵に回し
て勝った、「7年戦争」で実施した戦略でもあります。
フリードリヒ2世は、自分がどんなに有利な時でもシュレージェン以外は欲しがりませ
んでした。反対にどんなに苦しい時でもシュレージェンだけは手放しませんでした。
目的を明確にし、それ以外に興味も欲望も無い事をはっきりと示す。その態度が他国に
信頼され、結果として彼は勝ちました。
でも、コレが分かってない社長さんが多いんですよネ)
6.イスラム教シーア派を通じてイラク南部に影響力を持っている、イランのバックアップ
と情報網を確保すること。
ただし、ここまで書いたのは「無用のトラブルを避ける方法」であって味方につける方法で
はありません。いくら復興支援だと言っても地元住民にとっては単なる邪魔者でしかないの
です。
ただ、イラクの民主化指導者アブドルアミール・アル・リカービ氏に小泉総理が約束した、
イラク南部の湿原地帯の保護・整備事業を本気で実施するのであれば、地元住民にとっても
雇用創出と生活向上につながることでもあり、日本に協力してくれるでしょう。
が、小泉総理がどこまで本気かは疑問です。
これ以上のことは現地に行って見なければ分かりません。
(アラビア語が出来れば、すぐにでも行くんですが)
「講釈師 見て来たように 嘘を言い」
でも困りますし、この辺で勘弁して下さい。