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[黒人のローマ法王が誕生か]こんな記事を見つけたのですが、ある終末論を信じるキリスト教の宗派では、人類最後の時を迎える法王は黒い。というのを聞いた事があります。
ご存知の方、詳細を教えてください。
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ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が健康状態が悪化している中、初の黒人のローマ法王が誕生する可能性が出てきている。後継のローマ法王として世界が注目している人物はナイジェリアのフランシス・アリンジェ(70)枢機卿。
ザ・タイムズなど外信によると、アリンジェ枢機卿が有力視される理由は3つある。
まず、ローマ法王パウロ2世が在任中に第3世界出身の枢機卿を多数任命し、ローマ法王選出権者(枢機卿)のうち有色人種が多数を占めるようになった点だ。第3世界出身者が大体的に開放的かつ進歩的な宗教観を共有する傾向などが、アリンジェ枢機卿に有利とみられる。
2つ目は主流のイタリア出身有力候補らが健康上の問題があること。 3つ目は、現ローマ法王の最側近ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿ら核心人物が、すでにアリンジェ枢機卿をほぼ認めた状態であることだ。
ドイツ出身で枢機卿協議会代表を務めるラッツィンガー枢機卿は最近「黒い皮膚のローマ法王を考えている」と語った。
ロンドン=呉炳祥(オ・ビョンサン)特派員 < obsang@joongang.co.kr >
2003.10.03 16:05
http://japanese.joins.com/html/2003/1003/20031003160507400.html
高齢ローマ法王、後継は−−「第三世界」に有力候補
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在位25周年を迎えたローマ法王ヨハネ・パウロ2世(83)は21日、自らに次ぐ位階の枢機卿31人(秘密任用1人を含む)を新たに叙階した。高齢の法王の体調が目に見えて悪化する中、バチカン(法王庁)では、次期法王選挙秘密会議(コンクラーベ)への参加資格を持つ枢機卿から「パパビリ」(イタリア語で法王候補の意)を予想する声が飛び交う。アフリカや中南米など「第三世界」出身の法王は誕生するのか。有力候補の顔ぶれなどを探った。【ローマ井上卓弥】
法王だけが任命権を持つ枢機卿の叙階は、大聖年(2000年)終了後間もない一昨年2月以来。だが、法王はパーキンソン病の影響からか、枢機卿のシンボル「赤い平帽」授与の儀式を初めて側近に任せ、体力の衰えを浮き彫りにした。
そうした中、バチカン担当記者の間でパパビリの筆頭格に急浮上しているのは、1985年からバチカン諸宗教評議会議長としてイスラム教徒との調整役を務めるナイジェリア出身のアリンツェ枢機卿(70)だ。両宗教がせめぎ合うアフリカは新たな信者獲得の「最前線」であり、支持者らは「世界にアフリカの飢餓・貧困問題とバチカンの存在をアピールできる」と、「黒人法王」選出の意義を強調する。
これに対し、カトリックの牙城・中南米からは「反グローバリズム」の論客、ホンジュラスのマラディアガ枢機卿(60)らの名前が挙がる。米国のカトリック系週刊誌は「ヒスパニック系が急増する米国やカナダの枢機卿も、中南米のパパビリを支持する」と予測しており、多数派工作が成功すれば強い。
一方、各国の首位司教の枢機卿任命が慣例化していることもあり、「前回のコンクラーベ(78年)から、枢機卿の地域別比率は変化していない」(伊紙レプブリカ、ポリッティ記者)。最大勢力の欧州の中で、東欧出身者が増加する一方で、ポーランド人の現法王まで450年余、法王位を独占してきたイタリア人枢機卿の相対的な地位低下は否めない。
しかし、国別では最多のイタリア人枢機卿団には自国からの法王再登板を望む声が強く、保守、リベラル両派が妥協できるミラノ大司教のテッタマンツィ枢機卿(69)が最有力視されている。
◇密室で選挙
「カトリック教会のプリンス」と呼ばれる枢機卿は、法王死去時に80歳未満の場合、コンクラーベへの参加が義務付けられる。密室での選挙は原則として3分の2の票を獲得する人物が出るまで続けられる。
現在、条件を満たすのは58カ国135人。地域別内訳は(1)欧州66(イタリア23)(2)中南米24(3)米国・カナダ14(4)アフリカ13(4)アジア13(日本2)(6)オセアニア5の順。
現法王はうち130人を叙階。司祭の婚姻禁止や人工中絶反対を貫く保守的姿勢を、人選にも反映させているとみられる。
(2003年10月28日毎日新聞朝刊から)
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200310/28m/109.html