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戦争や人権侵害に反対するというジャーナリズムの役割が、忘れられているのではないか−−世界の紛争地を取材しながら、そんな疑問を抱き続けたフォトジャーナリストの広河隆一さんが中心となり、「ビジュアルな新雑誌」の創刊を目指している。「殺される側」から戦場を撮り続けてきた米国のジェームズ・ナクトウェー氏らにも参加を呼びかけ、毎号の作品掲載を計画している。
「権力を監視する写真中心の雑誌」は広河さんの10年来の構想だった。
特に9・11事件以降、「メディア不信が広がった」と見る広河さんは、「市民が知らなければならない情報が市民の元には届かず、時代は危険な方向に突き進んでいる。メディアの流す情報が、戦争を促すことさえある」とホームページなどで呼びかけてきた。
当座の運転資金を作るために200万円の出資者10人を募集したところ、これまでに2人が申し出てくれた。年間購読者を募って2万人に近づいたところで「スタートできる」と試算。イラク戦争開始1年の来年3月発刊をめざす。
広河さんが取材を重ねてきたパレスチナやアフガニスタン、イラクでも、「現場から責任を持って報告するフォトジャーナリストはいたが、日本では発表できる場があまりに少ない」という。同じ嘆きを共有する写真家の大石芳野、吉田ルイ子両氏や作家の落合恵子さんらも賛同してくれた。
問い合わせは広河事務所(ファクス03・3327・1448/メールmail@hiropress.net)へ。 (11/08 22:20)
http://www.asahi.com/culture/update/1108/005.html