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日共は嫌いだけれど、多喜二は昔読みました。(^^;
志賀直哉を評価、西条八十は批判 多喜二の書き込み発見 【asahi.com 記事】
http://www.asahi.com/culture/update/1107/001.html
「蟹(かに)工船」などで知られる作家・小林多喜二(1903〜33)
が学生時代、志賀直哉や芥川竜之介らの作品への感想を書き込んだ雑誌が
北海道の小樽商科大で見つかった。志賀を高く評価する一方で、西条八十
などを批判し、「多喜二の文学観がうかがえる一級の資料」と専門家も評
価する。
書き込みがあったのは志賀直哉「雨蛙(あまがえる)」、芥川竜之介
「三右衛門の罪」、菊池寛「震災余譚(よたん)」、西条八十「赤いカン
ナ」など9編。小樽商業高等学校(現小樽商科大)に在学していた多喜二
が同校の雑誌を借り出し、書き込んだらしい。同大には以前から多喜二の
書き込みのある蔵書が保管されており、白樺文学館多喜二ライブラリー
(東京都港区・佐野力館長)の依頼で在学中に読んだと見られる他の蔵書
も調査していた。
後に親交を深める志賀直哉について「平叙的で、要領を得てゐる」、芥
川竜之介については「最後は、芥川らしい頭のいゝトリックをもって終へ
てゐる」とほめる一方で、西条八十を「いやにもたせぶつた書方だ」、菊
池寛を「いつもの痛快な、人の裏をかくやうな、鋭さがない」と批判して
いる。 (11/07 02:14)