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偽造コインのチェックは多分出来ていないのかもしれない。
先日、地下鉄で回数券を買おうとした。2000円要れいざ買う時に、普通
の乗車券を買ってしまった。やはりついでに回数券を買っておこうという
ことで、おつりから500円硬貨3枚を選び、それに小銭入れにあった500円
を足して500円4枚の2000円で190円の回数券を買おうとしたのだった。
ところがである、硬貨投入口に500円硬貨を入れると、戻ってきてしま
う。何度やってもだ。投入口を見ると「新500円硬貨は1枚だけ使えます」
と出ている。隣の券売機は「新」がなくて「500円硬貨は1枚だけ使えま
す」と出ている。(^^;
国家権力が合法の名の下に出来るものに、今の日本にはないけれど、国
民をかり集める徴兵制、その他、国民から金を狩り集める徴税、お金を印
刷・製造する造幣などがある。
まったく同じものが技術的に出来てしまうともしするなら、国家権力の
一角が侵食されていると言えるかもしれない。(^^;
以下偽造コイン関連の資料。安晃龍一著「歌舞伎町アンダーワールド」113ページより。
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偽造コイン
ところで私は、前述のバチンコの偽造ブリペイド・カードの取り締まり
にかかわった調査員から、「蛇頭」が偽造コインの製造や不正使用に関与
していることを聞いていた。
これは、韓国の五百ウォンが、日本の五百円硬貨に大きさ、質量、素材
のすべてにおいてぽぽ同じことから、コインベンダーや自動券売機を通じ
て、不正使用する犯罪である。当初は、単に、五百ウォンにちょっとした
手を加えた変造モノであったが、これらのコインに対策を施した機械をメ
ーカーが出すと、今度は本格的に五百ウォンを五百円硬貨に偽造してしま
った。
ある専門家は、そもそも近隣諸国が、重さ、大きさ、素材に至るまで酷
似の貨幣を発行することは、これまで前例がないというコメソトを新聞記
事に掲載している。
日本の被害の実態が明確でなく、当時百億円にのぼるのではないかとも
いわれたが、困りはてた大蔵省は、一九九九年十二月三日に、韓国ウォン
硬貨の不正使用対策の切り札として、五百円硬貨の製造を本年末で中止し、
新五百円硬貨を二〇〇〇年八月に発行すると発表した。新硬貨は、材質を
変え、さらに加えて「潜像」という、方向性によって見え方が違う技術を
取り入れたものであった。
不正使用の硬貨とは、具体的に次のようたものであった。
当初は、五百ウォン硬貨をそのまま自販機に入れ、五百円硬貨の代わり
に使用するものだった。しかし、自販機の改造で、そのままでは使用でき
なくなる。そこで登場したのが、変造コインと呼ぼれる硬貨であった。自
販機のセソサーを狂わせるために、片面を平らにしたり、ドリルで窪みを
つけるなどの細工を施したものである。しかし、メーカーの努力で、かな
り正確に変造コインを弾いてしまうセソサー付きの自販機が出てきた。
そこで、次に不正使用者が考えたのが、偽造コインそのものの製造であ
った。
当時出まわった偽造コインの種類はたくさんあったが、まず登場したの
が銅貨にニッケルメッキを施したものである。この方法は、偽造コインに
よく見られる方法で、一見同じようだが、実際手に取ると、素材が違うた
め、重さや感触が違っていて、割と簡単に識別できるものだった。
さらに、次に登場したのが、ニッケル素材を直接使用して鋳造したもの
である。新貨に比べるとわずかに色の違いがわかるが、実際に古くなった
本物と比べると、光沢がほぽ同じに見え、まったくといっていいほど選別
できないものである。この手の硬貨は、店舗で手渡しされても見つかるこ
とはなく、後で銀行で偽造だと判明する場合が多い。
しかし、次に出まわった硬貨は、もう偽造とも呼べないしろものであっ
た。まさに究極ともいうべき偽造コインである。私は今回関係者からそれ
を見せてもらい、自分の目を疑った。旧五百円硬貨とまったく同じではな
いか。
このコインは韓国のコインである百ウォンや、五百ウォン硬貨を溶かし
て鋳造したものだという。見分けがつかないことを恥じらいつつ白状する
と、関係者は笑って、「わかるはずがないよ。我われが、実際に触ってみ
ても、まったく区別がつかないんだから」
と答えた。それもそのはず、五百円硬貨に使用している白銅という素材
と、これらウォン硬貨に使用している白銅の組成がほとんど同一なのであ
る。
驚くべきことに、この偽造硬貨は、変造コイン対策セソサーや、銀行等
で使われているセソサーで試しても、本物の五百円硬貨と区別ができず、
難なく通過してしまったのであった。
先の関係者の話によると、
「偽造コインが出まわった当時、日銀によると、約二十五億枚の五百円硬
貨が流通している。日銀は、この旧五百円硬貨を銀行を通じて、回収して
いるようだが、はたして回収を完了したときに、本当に二十五億枚なのか。
もし、回収以降、市場に旧五百円硬貨が出まわっているとしたら大問題だ」
と付け加えた。
私は、別のある福建マフィアの一員に、偽造コインヘのかかわりを聞い
てみた。すると彼は、
「確かに、偽造コインを使っていたね。でもこれは、パチソコカードと同
じ。我われの組織のピジネスではない」
さらに、
「でもいま、やってないよ。新硬貨出て、いま機械使えない」
と、明らかに過去のピジネスであったことを臭わせた。
私には、彼の言葉に嘘はないように思えたが、偽造カードのときと同じ
ように、安い偽造五百円硬貨を購入し、JRなどの駅の券売機に投入、その
後キャソセルし、ホソモノのお金に替えていく「蛇頭」チームがあったこ
とは、確かだと確信した。