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山口県阿東町で発生した高病原性鳥インフルエンザのウイルス(H5N1型)が、弱いながらもマウスに感染する力をもっていることが、独立行政法人の農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所(茨城県つくば市)の実験で確かめられた。同研究所は「マウスと同じ哺乳(ほにゅう)類である人への感染力は否定できない」という。
当初、鳥インフルエンザウイルスは人に感染しないと考えられていた。しかし、97年に香港で、鳥から人へのH5N1型ウイルスの感染が初めて確認された。このときは18人が感染し、うち6人が死んだ。
同研究所は、山口県の鶏から採取したウイルスをマウスの鼻に付着させたところ、一部が感染した。呼吸器障害などで死んだマウスの数から、致死性は97年の香港のウイルスの数十万分の1であることがわかった。
山口成夫・感染病研究部長は「山口県のウイルスは人に全く感染しない安全なものではない。マウスが死ぬこともある。鶏への濃厚接触の機会が少なかったため、幸い人への感染が起きなかったのではないか」と話す。
今冬、ベトナムでは22人が鳥インフルエンザウイルスに感染し、うち15人が死んだ。このウイルスもH5N1型だが、農水省の小委員会は「山口県とベトナムのウイルスは遺伝子の塩基配列が異なる」と報告している。 (02/19 03:04)
http://www.asahi.com/science/update/0219/001.html