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インフルエンザ、ワクチン接種でも感染
インフルエンザ患者は、東日本を中心に26都府県で流行警報が出るなど急激に増えていますが、今年はワクチンを注射したのにインフルエンザにかかったというケースが相次いでいます。一体、どうしてなのか その背景を追いました。
千葉県 木更津市に住む今村 勲 さん(38)一家。3男2女の子供がいる大家族です。今村さん一家は2人の小学生を除き、全員が今年1月、次々とインフルエンザにかかりました。その中にはワクチンを2回接種した4歳の翔太くんも含まれていました。
「先生が検査を勧めても、うちはインフルエンザではないと信じ切っていましたので・・・。結果を待って『プラスでしたよ』(インフルエンザにかかっていた)と言われた時、本当に驚きました」(翔太くんの母親 今村直子さん)
幼児ではワクチンを打っても免疫がうまくできず、インフルエンザにかかってしまうということがよくあります。しかし、今年はもう1つ、理由がありそうです。
インフルエンザワクチンはその冬に流行するウイルスの株を厚生労働省がシーズン前の6月までに予測し、同じウイルス株から製造するのです。
ところが国立感染症研究所によりますと、去年から「A香港型」のウイルスとして、ワクチンに入れた「パナマ株」とは別の「福建株」などの変異株が58%も検出されているのです。
「少し違ったインフルエンザウイルス。パナマ株とは違ったウイルスが来た時に、多くの人は抑えられるかもしれないけど、抗体(価)が上がりにくい(免疫ができにくい)人は、株がずれると十分に(ウイルスの増殖を)抑え切れない」(国立感染症研究所 岡部信彦 情報センター長)
「私と主人は、よそ(の病院)で探したんですけれど、何軒か電話をしたんですけど『ありません、ありません』という形で・・・」(翔太くんの母親 今村直子さん)
子供たちを優先してワクチン接種を受けさせた今村さん一家。大人2人はワクチンの接種ができませんでした。全国の病院でインフルエンザワクチンが大量に不足したのです。
「うちでは(去年の)12月上旬にワクチンがなくなってしまった」(吉川内科小児科病院 吉川弘二 副院長)
厚生労働省では1月末までに、8万本のワクチンが病院から返品されたため、「医療機関の抱え込み」が原因としていますが、医療機関からは疑問の声が上がっています。
「十分にワクチンが行きわたるというのは、全ての医療機関で少し余るという形。ちょうど使い終わるということはありえない」(吉川内科小児科病院 吉川弘二 副院長)
厚生労働省ではワクチン接種希望者の見込みが甘かったことを認め、来シーズンは増産する方針です。(10日 16:52)
[11日1時37分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20040210/20040210-00000048-jnn-soci.html