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【香港・成沢健一】4日発売の香港誌「東週刊」は、中国広東省中山市の養鶏場で昨年10月に鳥インフルエンザによる鶏の大量死が起きていたと報じた。同誌は、アジアで猛威を振るう鳥インフルエンザの感染源は中山市の可能性が強く、当局が機密扱いとして公表しなかったことが被害を拡大させたと指摘している。
消息筋の話として伝えたところによると、中山市の養鶏場2カ所で大量死した鶏から、97年に香港で流行したものと同じH5N1型のウイルスが検出され、毒性は増していることが確認された。その後、広東省の他の地域で感染が広がり、渡り鳥によってアジア各国にウイルスが拡散した可能性が強いとしている。
死んだ鶏は、冷凍肉などにされ、香港やカナダに出荷されたという。また、香港の食物環境衛生署によると、同月に通関検査で広東省の鶏から鳥インフルエンザウイルスが検出され、4300羽を送り返している。
同誌が入手した華南農業大学(同省広州市)の報告書によると、99年から00年にかけてH5N1型ウイルスによる鳥インフルエンザが広東、福建両省で流行し、01年には両省のほか、山東や湖南などで被害が拡大した。報告書は「H5N1型ウイルスはわが国の広い範囲に存在し、かつてない厳しい情勢に直面している」と指摘している。
鳥インフルエンザをめぐっては、97年に広東省から出荷された鶏が香港で集団死し、人にも感染して6人が死亡した。香港では01年5月と02年2月にも鳥インフルエンザによる鶏の大量死が報告され、昨年2月には2人が感染して1人が死亡したことが明らかになった。昨年5月には、日本の農水省の検査で中国産のアヒル肉から鳥インフルエンザウイルスが検出されている。
[毎日新聞2月4日] ( 2004-02-04-19:54 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040205k0000m030046000c.html