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本日発売の「日刊ゲンダイ2月4日」9面の「怪しい食品 危ない食卓 (2)」から:
「食品と暮らしの安全基金」というところが書いたもののようです。
まず、そこの紹介を記事から:
「環境ホルモンの溶出を指摘した「カップ麺論争」、13年前にレモンが店頭から消えた「日米レモン論争」をしかけた設立20年の消費者・環境NGO。月刊誌「食品と暮らしの安全」を発行し、「食べるな 危険!」「食べ物から広がる耐性菌」などを出版。ホームページはhttp://tabemono.info 」
見出し部:「米牛肉で恐いのはBSEより合成ホルモン」
「胎児への悪影響懸念しEUでは輸入禁止」
記事部:「<前略>BSEが急拡大することは、18万頭以上発生した英国の例を見るとよく分かる。リ国で1頭目が発見されたときは原因すら分からず、すべての対策が後手に回った。1000頭ほど発生して、ようやく牛へ肉骨粉を与えることを禁止(88年)、1万頭になって危険部位を食べることを禁止したが(89年)、96年に30ヶ月齢以上の牛の食用を禁止した時には、発生数は15万頭にも膨れ上がっていた。対策が遅れている間に、多くの英国人がBSE感染牛の肉を口にしたと考えられる。もっとも、人への感染は139人と、感染牛の数の割にはとても少ない。
一方、アメリカも対策は万全ではない。病死した牛の検査が不十分なうえ、「肉骨粉規制が甘い」「BSE発生国から生きた牛を輸入している」「野生の氏かにプリオン病が発生している」などと指摘されていたのに、政府は積極的に動こうとしなかった。ただ、1頭目が見つかった現時点で、これまでのBSE対策を見直し、危険部位除去の徹底、検査体制や肉骨粉規制の強化をすれば、英国のような事態にまではならないであろう。
アメリカ産牛肉を食べている日本人も米国と同じ程度のリスクはあるが、牛丼を毎日食べていたからといって、とくに心配する必要はない。使われている筋肉部分の感染性は非常に低いからだ。それよりも問題なのは、合成ホルモンの恐さがほとんど知られていないことだ。日本国内では天然型のホルモン剤しかつかわないが、米国では食欲を増進し。早く太らせるために化学合成された女性ホルモンを小さなペレットにして、若い牛の皮下に埋め込む。こうした牛肉を妊娠中の女性が食べ続けると、胎児に悪影響が出る可能性がある。このため、EUはアメリカ産牛肉の禁輸措置をとっているほどである。<前略>」