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愛知県立尾張病院(清水武院長、同県一宮市)は30日、胃がんの疑いで入院した70代の女性に対して、がんを否定する検査結果が出たのに確認せず、胃の3分の2を切除する手術をしていたことを明らかにした。女性は胃潰瘍(かいよう)で、手術の必要はなかった。
清水院長の説明では、女性は昨年11月、「胃がんの疑いがある」として、他の病院の紹介で同病院に入院した。同13日に、主治医の内科医長(45)が、内視鏡検査などから胃がんと診断。検査で取り出した組織の病理検査では、「悪性所見なし」との結果が同20日に出て、カルテにも添付された。
しかし、主治医と執刀した外科の部長職の医師(48)らは、12月3日の症例検討会でも検査結果を確認せず、同8日に胃の摘出手術を実施。切除した組織の病理検査でも「悪性の所見なし」と出たため、ミスに気付いたという。術後の合併症で胃と十二指腸との縫合部に穴があいたため、同月に2度緊急手術を実施。その際の病理検査でも同じ結果が出た。
清水院長は「基本的な確認行為を怠っており、弁明の余地はない」と謝罪。「通常の胃潰瘍と違い、周囲のリンパ節にも炎症が広がり、肝臓にも腫瘍があったため、先入観があったようだ」と説明した。
(01/30 13:36)
http://www.asahi.com/national/update/0130/026.html