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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040129-00000512-yom-soci
アルツハイマー病の原因物質が脳内に増加するのを遺伝子治療で防ぐことに、理化学研究所(理研)と自治医大の共同グループがマウス実験で成功し、29日発表した。
原因物質の分解酵素を導入する世界初の方法で、理研は「対症療法でない、根本的な治療につながる」と期待している。
この酵素は理研が2000年に発見した「ネプリライシン」で、原因物質の「ベータアミロイド」を分解する。グループは、病原性のないウイルスにネプリライシンの遺伝子を組み込み、原因物質が増えやすい特殊な体質のマウスの脳に注入して感染させた。
3か月後に解剖して調べた結果、治療しなかったマウスの脳には、原因物質が正常量の10倍も沈着していたが、ネプリライシンを導入したマウスは5倍にとどまっていた。
アルツハイマー病治療薬はこれまで、原因物質の生成を防ぐ薬剤などが開発されているが、副作用が強く、実用化されていない。理研神経蛋白制御研究チームの岩田修永・副チームリーダーは「原因物質は脳内で自然に生成され、分解されている。今回の方法は、生成を無理に止めるのでなく、滞っている分解を促進するもので、副作用が少ない」と説明している。(読売新聞)
[1月29日21時43分更新]