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笹山登生の雑感&情報の日記http://www.sasayama.or.jp/akiary051/200401.html#20040129
より一部抜粋
(前段略)
「実際のところ、鳥インフルエンザの発生は、おそらく、中国で、早くも2003年の前半から、始まっていた」と、健康関係の専門家は、ニューサイエンティスト紙記者に言った。
国当局の公然の隠蔽と、問題の多い家禽飼育習慣との結合が、あいまって、現在進行中の鳥インフルエンザの蔓延につながった。
アジアの繁栄は、家禽生産システムの集約化の横行を招いた。
1997年、香港で、H5N1鳥インフルエンザで6人の人間が死んだ後、すべての鳥が殺処分されたとき、中国の生産者達は、殺処分をしようという機会を失い、H5N1ウィルスの不活性化について、ワクチン予防で対処することからスタートした。
これが、おそらく、誤りであった。
もし、ワクチンが、現在アジアに広がっているH5N1の菌株のように、そのウイルスとマッチしなかった場合、そのウィルスは、何倍にも複製されるのだが、多くの動物は、それに感染しても、病気の症状を見せない。
このように、中国南部においての集中種痘計画の実施によって、ウイルスが、見いだされることないうちに、広く広がってしまうことになる。
「われわれは、ワクチン予防は、望みません。」と、バンコクのFAOのハンス・ワーグナーさんは、言う。
このことは、なぜ、WHOが、インドネシアが、今回の鳥インフルエンザ対応について、「殺処分によらず、ワクチンによって対応する。」との声明を出したことに対して、がっかりした反応を示した理由ともなる。
ワクチン予防は、H5N1の最新の変種の原型となるウィルスには対応できても、すでに、ウィルスそれ自体が、それらのワクチンを有利に回避出来るものに変わってしまっているのだ。
現在のウィルスの菌株は、2002年末に香港のPenfoldParkで発見されたものと良く似ている。
これは、通常より好条件で、アヒルに複製され、広範囲の野生の鳥に感染したように、見られる。
そして、広がりやすい特性をもつ糞便や、経口で、発散していったものと見られる。
(後段略)