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マニラにある世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局は26日、鳥インフルエンザ感染の拡大防止に向けた勧告を発表した。その中で、鳥インフルエンザの感染の恐れがある人々に対し、「同時感染」を避けるために人のインフルエンザのワクチン接種を受けることを求めた。
人のインフルエンザワクチンの接種では鳥インフルエンザを予防する効果はないが、人体内で2種類のインフルエンザウイルスが交じり合う確率を下げようとの措置。これによって遺伝子変異による「新型インフルエンザ」の出現もある程度抑えられるとみられている。
勧告はまた、家禽(かきん)類などの処理、運搬に従事する人々らに対し、「N95」と呼ばれる高性能マスクやゴーグル、ゴム製の長靴、外科医用の手術着を着用するなどして感染防止に努めるよう要請。その上で、感染したニワトリに接触するなど、感染の恐れが出ている人々に対しては、保健当局の監視下に置かれるべきだとした。 (01/27 13:26)
http://www.asahi.com/science/update/0127/001.html