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鳥インフルエンザ対策で、厚生労働省が豚の監視態勢を強化する。豚の体内で、鳥インフルエンザとヒトインフルエンザのウイルス同士が交じり合って変異し、人間に爆発的な感染力を持つ新型ウイルスが誕生する懸念があるからだ。ベトナムやタイでの被害拡大を受け、豚への注目度が増してきた。
厚労省は00年から、冬場のインフルエンザの流行時期を中心に豚のサンプル調査を開始。02〜03年のシーズンは、取扱数が多い28道府県の食肉処理場などで、2496頭の血液を採取し、鳥インフルエンザウイルスに感染していないか調べた。
今シーズンの調査でも感染した豚は見つかっていないが、国内で79年ぶりに病原性の高い鳥インフルエンザが発生し、豚感染の有無は重要なポイントになってきた。
このため厚労省は近く、国立感染症研究所の専門家らによる会議を開き、調べる豚の数を増やすことを検討する。感染した豚が見つかれば、同一地域の豚や養豚業者らの健康調査をただちに実施し、感染拡大の防止にすばやく対応する。
豚の調査は、ヒトインフルエンザウイルスについても実施しており、翌シーズンに流行しそうなウイルスの型を予測し、ワクチンを決める参考材料にもなっている。
専門家会議では、鳥インフルエンザウイルスを運んでくるカモなどの渡り鳥についても、調査対象に加えるか検討する。
厚労省感染症情報管理室は「海外での発生はひとごとではない。新型発生の兆候を早く見つけられるよう、監視を強めたい」と話している。
豚は、ヒトインフルエンザウイルスに感染するため、鳥インフルエンザウイルスにも感染すると、遺伝子が交じり合って新型ウイルスが生まれる恐れがある。また、鳥インフルエンザウイルスだけが豚の体内で突然変異し、新型ウイルスとなる可能性もある。 (01/26 06:07)
http://www.asahi.com/science/update/0126/001.html