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笹山登生の雑感&情報の日記http://www.sasayama.or.jp/akiary051/200401.html#20040125 より一部転載
もし、H5N1インフルエンザが世界に蔓延した場合、これに対応するワクチンは、オプションがない。
伝統的なワクチンの作り方は、鶏胚細胞培養法(Chick-Embryo)といわれるものである。
この方法は、ワクチン生産にいたるまでが遅く、また、受精卵の供給が限られている。
H5とH7のサブタイプのワクチンは、標準の方法では、作ることが出来ない。
なぜなら、鶏胚細胞を急速に致死に至らしめるからである。
Plasmid reverse genetic 技術によれば、これら用のワクチンは作られうるが、これは、まだ、臨床実験の段階である。
抗ウイルス薬は、高価で、効果がまだ十分ではない。
インフルエンザは、SARSよりも、接触伝染の可能性が高く、SARSと同じ隔離方策では、インフルエンザをコントロールすることは出来ない。
このように、高病原性鳥インフルエンザが人間に蔓延する可能性については、きわめて深刻にとらえられなければならない。