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世界保健機関(WHO)のインフルエンザ共同研究機関である国立感染症研究所やオーストラリアのメルボルン大学の研究機関が明らかにしたところによると、WHOは1月14日、新型インフルエンザに対する対応プランに規定されている警戒レベルをフェーズ0レベル2に引き上げた。
警戒レベルのフェーズ0は大流行なし、レベル2は新型インフルエンザウイルスによる2例以上の感染が確認されたことを示す。ベトナムで少なくとも14例が感染し、国立感染症研究所などで患者3人(いずれも死亡)の検体から、H5N1ウイルスが検出されたことに対応するもの。WHOは今後対応プランに基づいて、サーベイランスの強化とワクチンや検査キットを急ぐ。
新型インフルエンザ対応プランは、1999年4月にWHOの感染症サーベイランス・対応部門がまとめた。新型インフルエンザの大流行(パンデミック)の段階をフェーズ1〜5の6段階に分け、各段階でWHOが取るべき行動を規定している。特にフェーズ0(非流行期)については、対応レベルを1〜3と細かく規定しており、大流行に至る前の段階での封じ込めを狙う。フェーズと対応レベルの概要は次のとおり。
フェーズ0:非流行期。新型ウイルスが報告されていない段階
フェーズ0レベル1:感染者からの新型ウイルス分離の第一報が入った段階。
フェーズ0レベル2:新型ウイルスによる二人以上の感染が確認された段階。
フェーズ0レベル3:ヒト−ヒト感染が確認され、少なくとも一つの国で2週間以上の感染拡大が続いた場合。
フェーズ1:大流行開始。一国内での複数の流行、他国への伝搬などが確認された段階。
フェーズ2:複数国で流行が発生し、世界的に拡大する段階。
フェーズ3:初発の大流行終息期。ただし、流行自体は終息していない。
フェーズ4:第2波以降の大流行期。初発の流行から3〜9カ月後に多くの国で再び流行が見られる状態。
フェーズ5:流行終息期(フェーズ0)。過去の流行ではこの段階までには2〜3年を要する。
新型インフルエンザ対応プランの正式名称は「Influenza Pandemic Plan. The Role of WHO and guidelines for National and Regional Planning」。全文はこちらでダウンロードできます(pdfファイル)http://www.who.int/csr/resources/publications/influenza/en/whocdscsredc991.pdf。(中沢真也)