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笹山登生の掲示板 http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#5636 より転載
毎日新聞の1月17日の報道では、次のように報じている。
「世界保健機関(WHO)報道官は16日、ベトナムで3人が死亡した鳥インフルエンザのウイルスは人から人へ感染する可能性がないとの見解を示した。報道官によると、WHOは3人を死亡させたウイルスの遺伝子配列を解読中だが、これまでのところ、人同士の間で感染するような遺伝子変異は認められていない。このためWHOは、昨冬に猛威を振るった新型肺炎(SARS)のような大流行になる恐れは低いとみて、少なくとも現段階では渡航自粛勧告などを発令する必要はないとしている。」
としている。
これだけを見れば一安心というところだが、サイトhttp://www.indianexpress.com/full_story.php?content_id=39346 での詳細を見ると、話は違っていることにきずく。
「WHOの首席ウイルス学者であるKlaus Stohr博士によると、「はっきりした可能性(distinct possibility )として、次のことが言えるとしている。
すなわち、「われわれは、いまは、鳥インフルエンザ蔓延の状態に、あるとはいえない。しかし、ヴェトナムにおいて、有毒な人ウイルスの出現がある可能性ばかりでなく、確実性があるといえる。」
また、WHOのSARSとインフルエンザのケースについての臨床学的権威者であるSimon Mandel博士は、次のように言った。
「ありふれたインフルエンザの存在が、実際はSARSの問題を拡大させている。だから、SARSを見つけることは、干し草の山の中の針を見つけるような、見つかる望みのないものを見つける試みに等しいものである。 」
といったという。
この二つの報道を比べると、前者が、なぜか、WHOの前半部分のコメントのみ紹介し、後半部分を省略してしまっているがために、WHOの危機意識をまったく反映しない報道となってしまっていることに気ずく。
これについては、
http://www.newsday.com/news/health/ny-hsflu163628550jan16,0,4433338.story?coll=ny-health-headlines
http://www.canada.com/vancouver/vancouversun/story.asp?id=7B08CCD4-2048-46C7-BA3D-CFEE533EE6CE
もご参照。