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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031230-00000088-kyodo-soci
精神障害の治療薬の一部で標準的な使い方とされている量は、脳内で効くのに必要な量の10倍に上る過剰投与となっていることが、放射線医学総合研究所の須原哲也室長らの研究で30日までに分かった。ほとんどの患者に副作用が出る投与量だという。
須原室長は「科学的証拠からではなく経験的に使用量が決められている薬があり、見直しが必要だ」と指摘している。
同室長らは、神経伝達物質のドーパミンを受け取る受容体タンパク質に結合し、脳内でのドーパミンの作用を遮断する薬をボランティアの医師らに投与した。この薬は鎮静作用がある半面、体が硬直したり、じっと座っていられなくなったりする副作用がある。
陽電子断層撮影装置(PET)を使い、大脳皮質で薬が受容体をふさぐ割合(占有率)を調べた。70−80%だと、ちょうどよい効き目が得られるが、標準的な使用量とされる量の10分の1を投与しただけで、それ以上使うと副作用が出やすいとされる80%を超える占有率に達した。(共同通信)
[12月30日16時59分更新]