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http://www.asahi.com/science/update/1221/002.html
急にめまいや呼吸困難などの発作が起きるパニック障害では、安静時から脳の一部が過敏に働いていることを、東京大の熊野宏昭・助教授(心身医学)らが突き止め、20日、厚生労働省のパニック障害研究班の講演会で発表した。病気の仕組みの解明や治療につながる成果だという。
この部分は、怒りや恐怖といった情動反応にかかわる扁桃(へんとう)体など。パニック障害では、扁桃体を中心にした脳内神経ネットワークの異常が原因と考えられていたが、その実証につながるデータを実際の患者から得たのは初めてという。
熊野さんらは、PET(陽電子放出断層撮影)装置を用いて、患者12人と健康な22人を対象に、脳の活動ぶりを画像化して見比べた。
その結果、患者では、発作が起きていないときでも、扁桃体や、扁桃体への情報の入り口となる視床や海馬といった部分が健康な人よりも活発化していた。
心理療法で半年間治療し、通常に社会生活が送れるようになった後に同じ検査をしたところ、海馬などの活動が低下。状況判断にかかわる部分などの活動が目立つようになっていた。
(12/21 10:19)