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遺伝子変異で筋肉が働かないデュシェンヌ型筋ジストロフィーの小学4年の男児(10)に、筋肉を動かすたんぱく質の生成を促す合成DNAを投与する世界初の治療を行っていた神戸大医学部の松尾雅文教授(小児科)は3日、「たんぱく質生成に必要な体内物質(伝令RNA)を確認した」と発表した。
症状の進行を遅らせる効果が期待できるという。
松尾教授らは、異常な伝令RNAに作用して、たんぱく質を作れる状態に調整する合成DNAを、10―11月に週1回のペースで計4回、男児に点滴投与。その結果、11月5日に伝令RNAを確認した。筋肉内のたんぱく質生成を確認する検査も行っており、今月中に結果が出るという。
この病気は、遺伝子の一部に異常があるため、これをもとに作られる伝令RNAも異常になり、筋肉を動かすためのたんぱく質「ジストロフィン」が生成されない。男児3500人に1人の割合で、4―5歳の時期に発症、進行が速い。
(2003/12/3/19:06 読売新聞 無断転載禁止)