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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031117-00000098-kyodo-soci
血液を介して感染し、肝硬変や肝がんになる恐れがあるC型肝炎の予防ワクチンを、人間に投与して安全性と効果を確かめる臨床試験を始めると米セントルイス大が17日、明らかにした。
原因ウイルス感染を防御するワクチンで、担当医師は「このワクチンが人間に投与され、試験されるのは初めて。効果が確認できれば、感染まん延を防ぐ技術になる」と話している。
実用段階にあるC型肝炎ワクチンは現在ない。患者は日本だけでも約150万人といわれ、実用化が期待される。
ワクチンを作ったのは米バイオ医薬品企業カイロン社。C型肝炎ウイルスを発見し、ウイルスの検出薬を開発した実績を持つ。セントルイス大は同社や米国立衛生研究所と協力、量などを調節してワクチンの強さを3段階にして投与し、安全性などを調べる。(共同通信)
[11月17日14時5分更新]