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http://www.asahi.com/national/update/1116/012.html
東京都内の病院で昨年10月に輸血を受けた女性(29)が、貧血を悪化させるパルボウイルスB19に感染し、今も重い症状が続いていることがわかった。輸血血液から同ウイルスが検出されたことなどから、輸血が原因とみられる。日本赤十字社は、輸血による同ウイルス感染では国内初の重症例とし、全国の医療機関に注意を呼びかける。
入院先の担当医の説明によると、女性は貧血を起こし昨年10月に来院、輸血用血液の赤血球製剤を投与された。しかし、症状が悪化。赤血球のもとになる細胞を破壊するパルボウイルスB19の感染が疑われ、日赤が献血血液を調べたところ、同ウイルスが検出された。
女性は免疫力が落ち、今もウイルスが血液中に残っている状態。今年9月に退院したが、10月から再入院している。
日赤は97年から献血時の同ウイルスの検査を導入したが、感度に限界があり、すり抜けることもあり得る、としている。同ウイルスの感染で輸血が疑われるのは00年に1件、02年に3件、それぞれ医療機関から報告されているという。
日赤は「貧血患者に輸血する際は、このウイルスの感染にも注意し経過をみることなどを医療機関に求めたい」としている。
〈パルボウイルスB19〉 ほおや手足に赤い発疹ができる「りんご病」(伝染性紅斑)の病原体として知られる。主にせきやくしゃみによるしぶきで感染する。ほとんどは自然に治るが、妊婦が感染すると流産や死産の原因になることもある。貧血の患者を重症化させる恐れもある。
(11/16 20:16)