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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000090-mai-soci
東京医科大学病院(東京都新宿区)で直腸がんの手術を受けた50代の主婦がカテーテルの事故で脳死状態になっている問題で、行岡哲男副院長らが11日夕、会見し「不可抗力により起きた事故で、過失はないと考える」とミスを否定した。一方、警視庁新宿署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。
主婦は8月4日に直腸がんの切除手術を受けた際、体に挿入された点滴用カテーテルが血管を破り、胸腔(きょうくう)内に点滴液がたまって肺を圧迫、脳に十分な酸素が行き渡らず、脳死状態になったという。
会見した行岡副院長は「執刀医やカテーテルを挿入した麻酔医は術後のレントゲン撮影などで十分な確認作業をしており、事故は予想できず、過失はないと考える」と話した。しかし、詳しい説明は「警察が捜査中」として応じなかった。
同病院は午後3時に、臼井正彦院長らがいったん会見したが、質問に一切応じず、約5分で打ち切った。記者団の追及を受け同6時半過ぎ、行岡副院長らが改めて会見した。【江刺正嘉】(毎日新聞)
[11月11日23時14分更新]
★これが不可抗力であれば、多くの医療事故は責任をとわれないことになる。
今回の事例は、IVHカテーテルの挿入という極めて基本的な手技でミスを犯し、患者を死に至らしめたものである。確かに慣れない医者がこの処置を行なった場合、血管を破ることは時折あることだ。ただし挿入後に胸部]線撮影でカテーテルが正確に挿入されたことを確認しなければならない。今回の場合はこの作業を怠ったか、或いは血管を穿破したことを見落としたものと考えられる。しかし、その場合でもその後患者に異常が見られた筈であり、早めに処置しておれば患者は死なずに済んだはずである。
このような基本手技における事故は、結果責任をとわれる必要がある。(シジミ)