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家畜用抗生物質を見直しへ 耐性菌問題深刻化を受け
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003nov/10/CN2003111001000293H1Z10.html
牛、豚、鳥などに成長促進のため長期間、連続して投与されている抗生物質が、薬剤耐性菌が広がる原因となっている可能性があるとして、農林水産省は10日、飼料添加物として使用を認めている抗生物質29成分について、その指定を見直すことを決めた。
近く食品安全委員会に、人へのリスク評価を諮問し、その結果を受け、指定の取り消しや条件付け、使用継続容認などの対応を決める。
家畜への抗生物質の過剰投与が、人の医療分野で深刻化した薬剤耐性菌問題の一因になっているとの指摘を受けたもので、動物用医薬品についても同様の成分は見直す。
29成分のうち9成分は人の抗生物質と同じか似ているため、特に重視。安全委の評価結果によって、指定取り消しなどの措置を取る。
16成分は動物だけに使われているが、人の医薬品と類似性はないか評価を求める。4成分は製造が中止されている。