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衛生部の高強副部長は6日、北京で開かれた経済関連のフォーラムで、世界保健機関(WHO)などの関連機関の立会いで行なわれた調査によると、中国のエイズウイルス(HIV)感染者が84万人に上ることを明らかにした。エイズ感染者が総人口に占める割合は0.6%で、感染者数はアジア第2位。エイズ発症者は8万人に上る。
中国では1985年以降、およそ100万人がエイズに感染したと見られているが、その一部はすでに死亡している。
高副部長によると、中国のエイズ感染の原因のひとつとして、違法な採血や売血が上げられる。こういった行為が原因で、河南や安徽などの地域では1993〜1995年、エイズの集団感染が発生した。
高副部長は「中国では現在、注射による麻薬接種や不適切な性行為について適切な対策が取られていない」と強調。適切なエイズ予防・治療措置を行なわなかったり、資金が不足したりしている地方政府もあるとしたうえで、「中国のエイズ流行は、抑制されているとはいえない」と語った。(編集TS)
「人民網日本語版」2003年11月7日
http://j.peopledaily.com.cn/2003/11/07/jp20031107_33862.html