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イネゲノム、残留農薬検出を優先/総合科学技術会議
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?2
政府の総合科学技術会議は十七日、各省が来年度予算概算要求に盛り込んだ科学技術関係施策について優先順位を付けた。農業・食品分野では、イネゲノムの解明や残留農薬の検出技術開発などを優先すべき施策に挙げた。同会議はこの結果を財務省に報告する。
優先度が高い順にS、A、B、Cの四段階に順位付けした。農業分野では、稲の機能性や環境への適応性を遺伝子レベルで研究する「イネゲノムの重要形質関連遺伝子の機能解明」(農水省)や、生産現場に密着した試験研究を行う「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」(同)をSランクにし た。
食品分野では、牛海綿状脳症(BSE)の原因とされるプリオンや残留農薬の検出技術や評価方法を研究する「食品の安全性高度化推進研究」(厚労省)、食品安全性のリスク管理や機能性などを解明する「食品の安全性及び機能性に関する総合研究」(農水省)がAランクになった。
このほかSランクには電子タグ(荷札)を使った物流合理化を研究する「電子タグ普及基盤整備事業」(経産省)、Aランクには「バイオマス燃料対応自動車開発促進事業」(国交省)も挙げた。