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新型肺炎(SARS)が冬に再流行する恐れがあることについて、坂口力厚生労働相は10日、閣議後の記者会見で「昨年は気温10度を切ると発生している。(その時期は)もうすぐだ」と述べ、警戒態勢に入る必要性を強調した。
SARSコロナウイルスは夏は野生動物などを宿主として潜んでいるが、呼吸器疾患にかかる人が増える冬に活動が活発化するとされている。
坂口厚労相はまた、改正感染症法の成立に当たり、国の権限強化とともに自治体、特に保健所の役割について触れ「それぞれの地域で保健所が中心となり、発生の場合にどこに連絡してどこと協議するか、普段から考えておくことが大事」と述べた。(共同通信)
[10月10日11時57分更新]