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[ロンドン 20日 ロイター] 1918年に世界で最大5000万人が死亡した時のようなインフルエンザの蔓延を防止するには、現在アジアで拡大している鳥インフルエンザに対する人体用ワクチンの開発が最優先課題とされなければならないーー科学者はこのように考えている。
アジアでは、H5N1型ウィルスが前例のないペースで拡大しており、すでに22人が死亡。研究者らは、この事態は人間の健康に大きな脅威をもたらしている、と警告している。
オランダの保健研究所専門家はインタビューで、「新たな感染の出現を防止するため、ワクチン開発は1つの措置となる」と述べた。
インフルエンザ蔓延の仕組みについて科学者らの間に確かな見解はないが、鳥やブタの体内で新ウィルスが生まれ、免疫のない人間に感染する、とみられている。