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(回答先: 仏産業担当相、ECBに為替問題への対応を求める [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 22 日 21:38:10)
1月22日(ブルームバーグ):財務省の渡辺博史国際局長は22日夕、欧州各国がドル安懸念を強めていることを受け、「昨秋の段階では明確に問題視していなかったが、後半からユーロが高くなり、いろいろな声が出ている。それを踏まえたうえでG7に向けた議論がなされている」と述べ、2月初めの7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)でドルの独歩安によるユーロ高の問題も議論になるとの見通しを示した。省内で記者団に語った。
渡辺局長は、日欧が急速なドル安による景気に対する悪影響への懸念を共有しているとしたうえで、「議論が本格的にできる状況にきた。米国に問題があるのかどうか、欧州と日本がお互いに考える必要がある」と強調。G7で日本と欧州が協調体制をとる可能性をにおわせた。G7は2月6、7日の両日、米国フロリダ州のボカラトンで開催される。
谷垣禎一財務相と福井俊彦日銀総裁が、同日午前都内で会談を行ったことについては、「財務相はG7に初めて出席されるのでよろしくお願いするということ。それ以上詰めた議論をしているわけではない。(G7に向けて)特に戦略を練っているとは聞いていない」と述べた。
2月のG7は、谷垣財務相にとってデビュー戦。財務相は、これまでにドル安の原因として市場で指摘されている米国の「双子の赤字」の是正を求める必要があるとの認識を示している。これに対し、渡辺国際局長は「G7で注文をつけるという意味ではない」と説明している。
また、渡辺国際局長は人民元の切り上げ問題について「G7で議論にはなるが、主要課題にはならない」との見通しも示した。