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[東京 22日 ロイター] 溝口財務官は省内で記者団に対し、「米国の双子の赤字を材料にしたドル安の思惑的な動きは実態から離れており、適当ではない」と述べた。
溝口財務官は、双子の赤字といった思惑を背景に、「(為替の)行き過ぎが起こるのは適当でなく、オーバーシュートが起こる時は適切な措置を取るというわれわれの考えに変わりはない」と述べた。
さらに、「米国の双子の赤字でドルが弱くなっている、との見方はステレオタイプではないかとずっとわれわれは言っている」と強調した。
その理由としては、米国の経常赤字も財政赤字も1980年代とは大きく状況が異なると説明。「1980年代は米国経済がどの程度良くなるか心配だったが、今は実態が違う」と述べた。1980年代の米国の経常赤字は企業戦略に不透明感があったが、現在の米国では企業の研究開発力や健全性維持に伴い株価も上昇していると指摘し、「企業の力は1980年代の双子の赤字の時と格段に違う。米国経済は強い」と述べ、米国の財政赤字にしても、「景気が良いのでそれに伴い税収も上がっていく」との見通しを示した。
イラクに対する復興支援にからんで出費がふくらんでいると見られていることについて、「(米)議会や国民は、財政赤字を野放図に膨らますと米国経済に良くないことを過去に経験している。国民的なコンセンサスができている。今は少し大きいがやむを得ない状況であって、それがどんどん拡大していくと見る人もいない」と語った。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml;jsessionid=WVJSNCZZAUIZSCRBAE0CFFA?type=businessnews&StoryID=4181782