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政府は19日午前の臨時閣議で、「04年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」(04年度政府経済見通し)と、中期的な経済運営の指針である「構造改革と経済財政の中期展望」(改革と展望)の03年度改定(文章編)を閣議決定した。
04年度政府経済見通しは、企業部門の回復が家計にも波及し、個人消費は名目で6年ぶりに増加することを予測。名目成長率は今年度見込み(0.1%)を上回る0.5%、名目GDPは3年ぶりに500兆円台を回復する。半面、物価下落の影響を織り込んだ実質成長率は今年度見込みの2.0%から1.8%とやや低下を予測している。
「改革と展望」03年度改定は、「集中調整期間」最終年度に当たる04年度末に金融機関の不良債権問題を終結させ、05年度以降に消費者物価指数などの物価指標が徐々にプラスに転換することを展望。06年度には名目成長率2%以上を達成し、デフレを克服するシナリオを描いた。2010年代初頭の基礎的財政収支の黒字化目標も堅持している。【若島正浩】
[毎日新聞1月19日] ( 2004-01-19-12:51 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040119k0000e020054000c.html