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(回答先: 谷垣財務相、円高阻止の円売り介入に強い意欲示す 投稿者 たくげん 日時 2004 年 1 月 18 日 17:56:01)
円高介入資金がピンチ(1月16日後場)
http://www.asahi.com/money/today_shikyo/TKY200401160291.html
情報提供:ケン・ミレニアム株式会社
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株価指標 日経平均株価 日経先物 TOPIX NYダウ[前日引値]
(前日比) (前日比) (前日比) (前日比)
-----------------------------------------------------------
11:50 10,740.03 10,740 1,049.87 -
(+74.88) (+90) (+5.30)
15:30 10,857.20 10,830 1,058.97 10,553.85
(+192.05) (+180) (+14.40) (+15.48)
-----------------------------------------------------------
□寄付の外資系証券[差引き]:670万株買越□1/5の週の外国人投資家[売買差額]:4227億円
■本日の概要
本日のレポートのポイントは2つになります。
1つ目は、円高介入による今後の為替動向と、それに伴って株式市場で注目される可能性の高いテ
ーマおよび検討するために必要なデータとその見方です。2つ目は、膠着状態にある直近の株式市
場の原因について、具体的な3つの視点より検証しています。
詳しくは本文をご覧ください。
◆東京マーケット(後場)「円高介入資金がピンチ」
◇円高介入資金がピンチ
2003年の円売り介入額は20兆円で過去最高となりました。また、それまでの過去最高は19
99年の7兆6000億円でしたが、それが今年は1月前半で既に6兆円に達したのではないかと
いう見方が出ています。
既に円売り介入資金がなくなりつつあることで、2004年度予算で20兆円の新たな介入枠を確
保する予定となっていますが、前半で6兆円の介入をしても円安にならないということは『介入で
は円高は止められない』ということになります。
1980年代後半の円高は『金利低下政策と介入や協調介入で止める』という戦術を採りました
が、今回は既に金利低下という切り札は使えませんので介入以外に方法がありません。しかし、介
入が資金的に無限に続けられないということは、どこかで円が105円を割り、100円を割って
くる可能性が高いということになります。
円が105円を割り、100円を割った時に注目されるテーマは円高メリット銘柄です。したがっ
て、今年の買い対象としての大きなテーマの一つに『円高』が来ると思われますので、円高メリッ
ト関連銘柄をチェックして『いくらになったら買おう』という準備を常にしておいた方が良いと思
います。
円高メリット銘柄を検討する時に必要なデータは、
1.1円の円高がその銘柄に与えるプラス額
2.業績予想をする時の予想為替レート
です。この2つがあれば、現在の為替レートでの業績予想が上昇修正されるのか、予想通りである
のかが分かります。更に1円の円高で得られる利益が分かれば、業績上方修正率が分かります。
株価は「業績の増益率に併せて上昇する」という習性がありますので、これが分かれば目標株価を
計算するデータにもなります。
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◇株式市場動かず、なぜ?
直近の株式市場を見ますと、日経平均も小型株指数も『上昇したあとの保ち合い相場』になってい
ます。つまり、上がりも下がりもしない膠着状態になっています。なぜ、膠着状態が続いているの
かを考えてみたいと思います。
◇膠着状態が続く今回の原因
(1)株式市場では株価指数でも個別銘柄でも上昇しますと『利益確定売り』による下落が起こり
ます。したがって、上昇が止まるということは『利益確定売りによる下落』が起こって当然となり
ます。
しかし、現実には下落相場とならずに横ばいとなっています。なぜ横ばいとなるのかと言いますと
『株式市場の先高観が強い』ことから、利益確定売りの売り物を投資家が買っているためです。
そして通常、このような相場になった時には、利益確定売りの売り物が終わったところで再び上昇
することになります。
(2)米国は1〜12月が年度となっていますので、毎年1月にはその年度の年金資金の配分が行
われ、その一部が株式市場に投入されます。この時にポートフォリオマネージャーは国別の投入シ
ェアを決定し、その決定にしたがってファンド・マネージャーがその国の株を買います。当然日本
の株も買われますので、1〜3月は外国人投資家の買いが増加します。
実際に今週になって外国人投資家の買いが増加しています。
(3)円高懸念、自衛隊のイラク派遣に伴う犠牲者が出た時の政治的混乱、日本国内ターゲットの
テロ、北朝鮮との間の緊張、世界の景気動向などの不透明感から、投資家に買い意欲が高まらない
ことも株式市場に元気がない要因だと思われます。
あるオンライン証券の会員数に占める売買代金の割合ですが、売買代金の80%を4.7%の投資
家が行っているとのことでした。
つまり、今の株式市場は一部のデイトレーダーが頻繁に売買を繰り返している相場であり、多くの
投資家は様子を見ているということになります。
以上から考えて、目先の利益確定売りが終わりますと、もう一度株式市場は上昇する可能性が高い
のではないかと思います。ただし、利益確定売りで日経平均が10500円前後まで下落してから
上昇に転じるのか、それともこの水準で整理が完了して上昇に転じるのかは分かりません。
◇相場概況
本日東証一部の騰落銘柄数は値上がり/値下りが(934/428)という状況でした。
食品や薬品、電力などのディフェンシブ銘柄が強い相場展開となりました。また、小型の材料株の
中で昨年の上昇率上位100位にランクインした銘柄のうち、上位30位前後までの銘柄はプラス
の銘柄が多くなっていましたが、それ以下の銘柄はマイナスの銘柄となることが多くなっていまし
た。
倉庫や不動産、証券、電気なども上昇する銘柄が多くなっていました。つまり、内需関連とか輸出
関連という分かれ方ではない、あまり整合性のない動きとなっていました。
その後にTOPIXコア300銘柄に外国人投資家の買いが入ったり、海外勢全体が銀行株に買い
ものを入れ続けたことで市場全体に安心感が広がり、大引けに掛けて日経平均は一段高の192円
高の10857円で終わりました。
他の株価指数もすべて上昇しまのしたが、上昇率が一番低かったのは小型株指数の+0.13%
で、日経平均とTOPIXと大型株指数は約1.4〜1.8%の上昇となりました。騰落銘柄数で
は東証一部で値上がり銘柄数が多くなり、他の市場は若干値上がり銘柄数が多いという結果となり
ました。出来高は13.3億株で売買代金は1兆1300億円ですから、まだ低位株物色が続いて
いるということになります。
◆米国マーケット「一進一退で前日比ほぼ変わらず」
15日のニューヨーク株式市場は、NYダウとS&P500種は朝方に下がったものの昼前にかけ
て値を戻し、一進一退の展開を続けた後、結局前日とほぼ変わらずの水準で取引を終えました。な
お週間失業保険申請件数は34万3千人と市場予測を下回り、雇用環境が改善していることが示さ
れたもののあまり材料視されておりません。
結局NYダウは前日比+0.15%、NASDAQ指数は−0.10%でしたが、S&P500種
は+0.14%の1132.05Pと、およそ21カ月ぶりの高値を付けて終わりました。
寄り付き前に発表された12月の消費者物価指数は+0.2%と市場予測とほぼ同じ、また12月
の小売販売は+0.5%と予想をかなり下回りました。このようなまちまちな景気指数の中、一部
金融機関の買収が発表されたことを受けて、今後金融期間の合併・買収が加速するのでないかとの
観測が出たため、金融関連銘柄が買われました。
また、同じく寄り付き前に発表されたIBMの決算が予想を上回ったことから、NYダウとS&P
500種はしっかりとした動きで寄付きました。
一方で前日14日の取引終了後に決算を発表したインテルなどの大手ハイテク株が時間外取引で売
られた流れを引きずったことで、通信関連銘柄とテクノロジー関連銘柄が寄り付きから利食い売り
に押され、NASDAQ指数は軟調で始まりました。その後まもなく売り物は広範囲に及び、NY
ダウ、S&P500種ともあっけなくマイナス圏へ反落となりました。
しかし12時にフィラデルフィア地区連銀より1月の製造業業況指数が38.8と市場予想を大幅
に上回ることが発表されると、これをきっかけにテクノロジー関連銘柄が反発、業績の良かったI
BMの他、ソフトウエア関連銘柄などが相場を牽引し、結局S&P500種とNYダウは小幅高、
NASDAQ指数は小幅安で引けました。
このように一進一退の展開となりましたが、今後も企業決算発表が当面の焦点の相場の材料となっ
ていくのではないかと思われます。
結局NYダウが+15ドルの10553ドル、S&P500種が+1Pの1132P、NASDA
Q指数が−2Pの2109Pで取引を終えました。
また出来高は、ニューヨーク証券取引所が17億株、NASDAQ市場は約22.4億株でした。
◆東京マーケット(前場)「日経平均、反発し小幅高」
◇寄り付き前動向
シカゴ日経先物は、10690円(大証比+40円)となっております。また、寄り付き前の外資
系証券会社の注文動向は、11社ベースで売りが3320万株、買いが3990万株となってお
り、差し引き670万株の買い越しとなっております。
証券会社別では、売り株数/買い株数(万株)でJPモルガン証券580/150、ゴールドマ
ン・サックス証券240/820、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券150/30
0、モルガン・スタンレー証券200/500となっております。
◇相場概況
16日の東京株式市場は、反発して前場の取引を終えております。前日のGLOBEX市場で米国
の株価指数先物が軟調だったことで米国市場の動向に対する不安感があったものの、ほぼ変わらず
の水準で引けたことが市場の安心感につながっています。
そのため、寄り付きは、日経平均は反発し前日の終値から+54円高の10719円で取引を開始
しました。
15日の米国株式市場で、コンピューター大手IBMが好決算を発表したことや、フィラデルフィ
ア連銀景況指数が38.8と予想を大幅に上回ったことなどを受けて、S&P500種指数が昨年
来の高値を更新したことから、輸出関連企業の業績に対する不安が後退して、これらの銘柄を中心
に買われました。
また朝方、日本半導体製造装置協会(SEAJ)が、2004年度の日本製の半導体・液晶製造装
置の生産が、前年度に対して約26.5%増加するとの予測を発表したことからハイテク関連銘柄
も買われました。
その後少しずつ値を上げ、10時前に一時、前日の終値から100円を超える場面も見られました
が、その後は若干上値が重くなりました。米ハイテク企業が相次いで良好な決算を発表しているこ
とを受けて、日本のハイテク企業の収益拡大に対する期待が膨らんでおり、この企業収益の改善期
待を背景とした買いが全般的には目立つものの、週末を控えていることや上値での戻り売りに対す
る警戒感があることから積極的に上値を追う動きはあまり見られず、10750円前後で一進一退
の動きを続けました。
なお、ここもと堅調な小型株動向ですが、東証小型株指数はマイナスで引けておりますが、一方で
日経ジャスダック平均も14連騰となっています。市場関係者からは下がったところでは押し目買
いも入っているとのコメントも聞かれており、東証小型株、JASDAQ銘柄は依然強い流れが続
いているのではないかと思われます。
結局前場の取引では、日経平均が+74円(+0.70%)の+10740円、TOPIXが+
0.51%、東証一部単純平均が+0.22%、東証二部単純平均が+0.44%、大型株指数が
+0.56%、中型株指数が+0.10%、小型株指数が−0.13%となっており、小型株指数
以外は全て前日比プラスで引けております。
なお東証一部の出来高は約6億株、売買代金は約4500億円となっております。
最後に騰落銘柄数ですが値上がり/値下がりが、東証一部が687/627、東証二部が203/
176、大証一部が40/32、大証二部が65/60、ジャスダックが222/224となって
おります。
(01/16 17:16)