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http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=aqeT8r91r_3E&refer=top_kaigai
●ユーロ高にイタリアが根をあげました。
とくにフィアットの自動車製造部門をGMへ引き渡す契約をGMから拒否されたのがいたいのでしょう。
これに、パルマラット、イタリア経済には負荷がかかりすぎました。
イタリア最大手の銀行、インテーザBCIは、リストラを進めていますが、つぎからつぎへと不祥事がつつづき、このユーロ高と重要な輸出企業は痛手でしょう。
ドイツや、フランスはイタリアとオーストリアに配慮しながら、ユーロ高のけん制に移るでしょうが、フランスとドイツ、オランダ、ベルギーの各大手保険・銀行の株高が、ユーロ高を誘うでしょう。
まだ、まだ、これらの株は安い状態にあり、アメリカ・イギリスからのM&Aを恐れる、欧州の保険・銀行はイタリアやオーストリアをにがにがしく思っているでしょう。
そうなると、ECBは口先介入か為替介入か利率をさげるかを行うでしょう。
まずは、口先介入といわけでしょう。
今後は、イタリアしだいというわけです。
1月16日(ブルームバーグ):イタリアのマリオ・バルダサリ経済財政次官は16日、ローマで行われたブルームバーグ・ニュースとのTVインタビューで、欧州中央銀行(ECB)は政策金利引き下げ、またはユーロ売りの介入を通じ、ユーロの対ドル上昇を抑え域内景気の回復を守るべきとの見方を示した。
バルダサリ経済財政次官は、「2003年下期にはすでに利下げの余地があった。今日も引き続きその余地はある」と述べた。さらに、ユーロ高が「紛れもなく景気回復を鈍化させている」ため、ECBのユーロ売り介入は「役立つ可能性がある」との見解を示した。
過去1年間で、ユーロはドルに対して18%上昇。ユーロは対ドルで、今週 12日に過去最高値に達した後、ECB当局者らによるユーロ高を懸念した発言を受け、下落基調にある。ローマ時間午前10時16分現在、ユーロは1ユーロ=1.2503ドルに下落した。欧州中央銀行(ECB)のチーフ・エコノミスト、オトマー・イッシング理事がこの日、ECBは「乱高下を懸念している」と発言したことがユーロの対ドル下落につながった。 また、昨年の欧州景気の回復に貢献したユーロ圏の輸出業者らの間でも、ユーロ高・ドル安が価格競争力を低下させるとの懸念が広まっている。
同経済財政次官は「数10年単位で比較すると、政策金利は歴史的低水準にある。しかし相場の動きからみて、政策金利がユーロ建て資産への資金流入を促す程度に高い水準にあり、それがユーロ高につながっていることが示されている」と述べた。
また、ECBによるユーロ売り介入について、バルダサリ経済財政次官は、「これら対策は、国際的に合意された場合に成功する可能性がある」との見方を示した。